もしかして大人の発達障害かも?カウンセリングの受け方と各種支援制度

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もしかして大人の発達障害かも?カウンセリングの受け方と各種支援制度

民間のカウンセリングを受ける場合、医療行為ではない為、決まった価格があってないようなものです。薬を利用しての治療ではなく、カウンセリングで治したいという場合、一度のカウンセリングで完全に治療することは難しく、その複数回の受診料がどれぐらいになるかは大きな問題です。又、カウンセラーの腕の善し悪しが目には見えない分、様々なカウンセリングを行うことができる経験豊富な臨床心理士に診てもらいたいとなれば、なおさらどれぐらいの料金を用意しておけばよいか、知っておきたいところです。

ということで今回は、カウンセリング受診料の相場について考えていきたいと思います。

だいたい一般的な価格は?

例えば、臨床心理士にカウンセリングをお願いする場合、診てもらう場所によって価格体系も違ってきます。

まず一つ目は、個人でカウンセリングルームを経営している臨床心理士(臨床心理士会では、「私設心理相談」と呼びます)に診てもらう場合、初診は1時間で1万円ぐらい、2回目以降は50分で6千円~8千円ぐらいが相場になります。又地方では、ランニングコストが都心に比べかからない為、カウンセリング料金は、都心より2千円ほど低価格になります。

二つ目は、診てもらいたいカウンセラーが、総合病院の精神科や心療内科に非常勤でとして勤務しているなら、その医療機関の定めた価格になります。

三つ目は、診てもらいたいカウンセラーが所属している大学に、臨床心理士コースや学部などがあれば、その教えている学生に診てもらうという方法もあります。学生にとってはあくまで実地訓練となりますので、価格は大幅に安く、3千円程が相場になります。ただし、カウンセラーはあくまで実地訓練中の学生であるため、相談相手としては経験不足と感じるかもしれませんが、悩みをとにかく吐き出したい、という方にはおすすめです。

なぜカウンセリング料金は高いのか

カウンセリング料金は、病気の治療という意味では精神科や心療内科と同じなのに、なぜ受診料が高いのでしょうか・・・。それは保険適用外の治療だからです。

まず、カウンセラーは国家資格ではありません。カウンセラーを名乗るにあたって、特に国家資格が必要なわけではなく、例えば経験豊富なお年寄りが人生相談を請け負うにあたって、これをカウンセリングと呼んでも、まったく問題ないわけです。

臨床心理士は国家資格だと勘違いされることも多いですが、国家資格ではありません。したがって、受診料に一定の基準がなく、カウンセラーの「言い値」で価格が決定するため高額になってしまいます。

もう一つの理由は、カウンセリングは医療行為ではないからです。精神科や心療内科になると、病気を治療する目的で薬を処方しますが、言葉だけが治療方法となると、治療というよりは、普段より大事に至らないようにメンテナンスするといった、いわゆるスポーツクラブのような役割と考えられるため、保険適用外となってしまい受診料が高くなってしまうのです。

心がつらいと感じたときには

「心がツライ」状況を脱したいと考えた時、話をするだけでいったん回復に向かうのか、すでに眠れない・食べられないなどの症状が出ているのかによって、受診する機関が変わってきます。まずは薬の処方で気持ちを落ち着かせた方がよい場合、薬の処方が伴う治療なら保険適用の場合が多く、薬の治療が必要なのに、カウンセリングだけで全く改善せず受診料だけが高くつくのでは意味がありません。自分一人では判断がつかない場合は、周囲の人に遠慮なく助けを求め、判断を手伝ってもらいましょう。

大人の発達障害に強い都内のおすすめ医院とカウンセリングルーム

都内にある、大人の発達障害の治療を得意とする医院とカウンセリングルームについてです。

メディカルケア虎ノ門

港区虎ノ門にある医院です。就業中のビジネスパーソンの事情に配慮した診療時間や診療サービス、プログラムなどが組まれいてるのが特徴です。
平日は夜8時まで診療しており、土曜日も診療しているので、仕事などで忙しい場合にも利用しやすくなっています。
漢方や一部の特殊な薬を除いて院内処方を行っているので、診察後に調剤薬局に出向く手間を省くことができます。
医院では、成人の発達障害外来を実施しています。発達障害の特性により、職場で不適応となり、休職や失職となった軽度成人発達障害の場合を主な対象としています。
診察以外にも、カウンセリング、知能検査、心理検査、職業適性検査、キャリアカウンセリングなど、豊富なメニューが用意されています。
外来では、医師による診察や薬の処方に対応しているほか、成人の発達障害のリハビリテーションプログラムも行っています。
対人関係における適切なコミュニケーションやライフスキルを身につけることで、生きづらさを軽減したり、就労の継続や復職を目指すプログラムになっています。
プログラムには各種保険制度が適用されますが、利用期間や条件が定められています。また、プログラムを利用するためにはまず外来の予約を取ることが必要になります。
成人の発達障害に該当する本人だけでなく、その家族や友人を対象とするサポートプログラムも実施しています。
プログラムは日程と時間が決まっており、前半は発達障害全般について、家族や周囲が知っておくべき知識や本人への接し方について説明を受け、後半は家族や友人同士での情報交換や意見交換を行います。
初診の予約受付は一月ごとに行っており、特定の日時にのみ受付を行っていますので、日程をあらかじめホームページで確認しておくと良いです。

メディカルケア虎ノ門 心療内科、精神科、神経科
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目16-16 虎ノ門1丁目MGビル3階
TEL: 03-5510-3898
休診日:日曜日、祝祭日

東京メンタルヘルス・カウンセリングセンター

男性が苦手な場合にメールで予約や相談をしたり、カップルや夫婦、親子などの複数人でカウンセリングを受けるなど、幅広い要望に対応しているのが特徴のカウンセリングセンターです。
相談方法は対面式だけでなく、指定場所への訪問や電話、メールなど様々な相談方法に対応しています。カウンセラーとの相性が良くない場合は、カウンセラーを変更することもできます。
臨床心理士をはじめとする複数のカウンセラーが在籍し、ホームページでは各カウンセラーによるコラムを参照することもできます。
池袋、松戸、横浜、立川、大阪の五つのカウンセリングルームがあり、都内を中心にアクセスしやすくなっています。
発達障害のカウンセリングに対応しており、ホームページでは発達障害に関する専門的な情報を参照することができます。

東京メンタルヘルス株式会社 ~ 心理カウンセリング・メンタルケア ~
住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-39-8 ローズベイ池袋ビル3階
TEL:03-3986-3220
FAX:03-3986-3240

大人の発達障害の支援制度

発達障害は、脳の機能の一部に生まれつき障害があるために生じると考えられる状態のことです。
発達障害の代表的な例としては、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如多動性障害などがあります。
かつて発達障害は主に子供の障害として捉えられていましたが、大人の発達障害とは、成人してからはじめて発達障害と診断されることをいいます。カウンセリングをはじめとする、大人の発達障害に対する取り組みについてです。
大人の発達障害については、発達障害であることに気づくこと、適切な治療をきちんと受けること、周囲が適切な支援を行うこと、の三点を意識することが取り組みとして重要になります。
大人の発達障害については、単に性格上の特質と考えられたリ、他の精神疾患や心身症であると誤解されることがあります。
また、幼少期から見過ごされてきたために、本人も周囲も発達障害であることに気が付いていないことも多くあります。
そのため、まずは大人の発達障害であることが、きちんと明らかにされることが重要です。
大人の発達障害の可能性がある場合は、発達障害の外来を設置している病院や、発達障害を得意とするカウンセリングサービスを利用して、総合的なサポートを得ることが効果的です。

大人の発達障害の特徴と治療

発達障害は後天的に病として発症するものではないため、大人の発達障害とは、子供の時にその状態になっていたにも関わらず、何らかの理由で診断されずに成人を迎えた場合をいいます。
大人の発達障害が見過ごされやすい理由は、その特徴と関係があります。

大人の発達障害の適切な治療としては、一人一人の状態や特性にあわせて治療を行うことが重要です。
対人関係を苦手とする場合は、カウンセリングなどでコミュニケーションスキルを指導したり、人間関係における距離感について学びます。
ルールを守ることや習慣の習得を苦手とする場合は、社会的なルールの学習や、習慣的に日記をつけることなどを指導します。
環境調整という方法もあります。発達障害の人が使いやすい物を日常生活の中で用意したり、話をするときに分かりやすい表現を工夫したりして、本人が落ち着いて生活しやすい環境を整えます。
環境調整を効果的に実施するためには、家族や友人などの周囲の人々の適切な協力が重要になります。
薬物療法も必要に応じて行いますが、生活の中の弊害を防止するためや、うつ状態や不安などの二次的な症状を軽減するためなど、補助的に用います。

後天的な精神疾患と混同されやすい

大人になるまで見過ごされていた発達障害の場合は、社会生活においてトラブルや困難が生じた際にカウンセリングや精神科などを受けて、他の精神疾患と誤って診断される場合もあります。
それによって薬を飲んでも症状が悪化したり、精神療法が効果的でないなおどの弊害が生じます。発達障害に詳しい専門家の診断でようやく判明する場合もあります。
逆に、職場や周囲から精神疾患を懸念されて受診したところ、発達障害が見過ごされていたことが判明する場合もあります。
症状が中々改善しなかったり、カウンセリングなどの療法が著しく効果的でない精神疾患の裏には、それまで見過ごされていた大人の発達障害が存在する場合があります。
治りにくい精神疾患などの背後に大人の発達障害が存在することを、重ね着症候群ともいいます。

知能が高い場合が多い

知能の発達に問題がないタイプの発達障害の場合、他に目立った特徴がなければ、子供の頃に発達障害とは疑われない場合があります。
その場合は、学校生活などで少し浮いた感じはするものの、目立ったトラブルもなく、特に成績も良い場合は、少し変わった子と思われる程度で、発達障害とは気づかれずに成長を重ねていきます。
成人して職場で働くなど、密度の濃い人間関係や責任の重い立場になってはじめて、社会的な暗黙の常識やルールを理解できずに孤立したり、トラブルに巻き込まれる場合があります。
それを解決するために診断を受けてはじめて、本人も周囲も大人の発達障害であると気が付くことがあります。

大人の発達障害にみられる行動

発達障害はその種類によって際立った特徴やカウンセリングなどの治療法は異なりますが、代表的な行動としては以下のものがあります。
その場の空気や雰囲気を読むことができない、段取りをつけて仕事をすることが苦手である、うっかりミスや忘れ物が多い、机や持ち物の整理ができない、用事や約束事を忘れてしまう、などです。
こうした行動はときどきは誰にでも有り得るものですが、大人の発達障害の場合は、ときどきではなくいつも、こうした問題に悩まされているのが特徴です。
こうした問題は実は幼少期から起こっていたことですが、本人も周囲も見過ごしていた結果、就職して初めて問題が表面化することが多くあります。
その結果、大人の発達障害であると気が付かないまま自分自身について悩み続けることで、うつや不安など、発達障害とは別の症状を発症する場合もあります。

精神障害者保健福祉手帳について

精神障害者保健福祉手帳は、税金の控除や各種サービスの減額、テレビの受信料の減免などの支援を得ることのできる制度です。
等級は1級から3級まであり、等級によって制度の内容は異なります。大人の発達障害の場合も、条件を満たせば申請することができます。
手帳の交付を受けるためには、診断から6か月以上が経過していることなど、様々な条件があります。クリニックの窓口や厚生労働省のホームページなどで情報を得ることができます。

大人の発達障害の就労支援

大人の発達障害は成人後に診断などによってはじめて障害が判明するため、経済的な自立や社会的な生活など、就労の必要性が高い場合が多くあります。
それを踏まえて、様々な就労支援の取り組みが行われています。
障害者就業生活支援センターでは、就業のための支援だけでなく、それに伴う日常生活における支援を一体として捉え、総合的な支援サービスを実施しています。
障害者職業能力開発校では、職業につくために必要な能力や技術を会得するための機会や講座が開催されています。
地域障害者就業センターでは、地域の職業に関する相談を受け付けたり、職業に就くまでの準備の支援を行ったり、職業に関するリハビリテーションを専門的に行っています。
こうした各種の就労支援サービスを活用することで、発達障害の状態にあわせた、無理のない就労のための活動を行うことができます。