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カウンセリングがツライときは

カウンセリングの人気Posted 2016.11.13

    インターネットの相談サイトなどを見ていると、「カウンセリングを受けていましたが、続かずに止めてしまった」といった内容をよく目にします。例えば資格を持った臨床心理士の元に通っていたとしても、やはり止めてしまうケースが多いようです。心が痛いほどに疲れている状態で、いっこくも早く元に戻りたいとみんな願ってカウンセリングを受けるのに、どうして止めてしまうのでしょうか。

    そこには、カウンセリングの本質と、クライアントの、カウンセリングへの認識のズレが原因かもしれません。今回はカウンセリングがツライと思う原因について考えていきたいと思います。

    ツライのはカウンセリングのせい?

    カウンセリングがツライ=やめてしまおう・・・カウンセリングを受け始めると、このような感情になる事があります。カウンセリングを受ける前には、「ツライからカウンセリングを受ける」という気持ちだったはずが、カウンセリングを受けても一向にツラさは変わらない。そうなると頭の中で、「カウンセリングのせいで自分はツラいのだから、カウンセリングを止めればこのツラさから逃れられるハズだ」というように、目の前のツラさから逃げる手段として、カウンセリングを止めるという選択肢に走ってしまうようです。

    このタイミングで、実際に止めてしまうと、「ツラい気持ちは自分で我慢すべき」と「解決方法を独断で決めてしまう」事になり、ツラい気持ちを抱く自分自身への罪悪感だけが残り、結果的に悪い方向に向かう可能性があります。

    カウンセリングの本当の重要性

    ツラい状態を回避するため、カウンセリングで本当に感じなければならないことは、「ツラさ」を直接解決する事ではありません。

    実際に「カウンセリングがツライ」とカウンセラーに相談した時、帰ってくる答えは「辛い思いをさせて申し訳ない」「辛いのによく頑張って話してくれましたね」といった言葉です。本当に大切な事は、ツラくなる心の動きを認識する事、そして何よりツラい時に話を聴いてくれる人がいる事を知る事です。

    ツラさの本当の理由は、クライアント本人にとって全く意識していない心の奥の方にあるはずです。少なくとも、カウンセリングを受ける前から辛かったのですから、カウンセリングを受けたことが原因ではありません・・。が、ここで理由のすり替えが起こっている事で、止めれば今の苦しさから逃れられると勘違いしてしまうのです。

    脳からのSOS

    カウンセリングでは、抑え込んでいた辛い感情や出来事をあぶりだす作業になり、カウンセリングに行くと又つらい思いをしなければならない・・・と避けようとする意識が働きます。

    しかし、この「カウンセリングの副作用」が出始めてやっと、脳は心の異変に気付いて、「どうした、このしんどさ!」「自分ひとり解決するのは無理だ、ヘルプを出すんだ!」という警告が発令されます。こうなると、「ツライ」という事を受け止めてくれるカウンセラーに、その時の感情をぶつけることが肝要です。

    このツラさはかなりのものになりますが、これは乗り越えるために用意された、「あえて」の試練であり、これを乗り超える事こそが治療への近道になります。乗り越えて一回り大きくなったクライアントだけが、一筋の光を感じることができるのです。

    最後に

    カウンセリングを受けてツライと思う事は、そのこと自体が治療の一環であり、「ツラいんだ!」という事を、独りよがりでもきちんとカウンセラーに伝えることが重要なのです。これからカウンセリングを受けるかもしれない方は、そんなツライ状況が訪れる事を承知の上、そこを乗り越えた先の光を期待しながらカウンセリングを受けて下さいね。

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