カウンセリングでも使われる人の話を聴くときの要約の方法と効果 

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カウンセリングでも使われる人の話を聴くときの要約の方法と効果 

カウンセリングでクライアントの話を聴いていくうちに、少し話の整理がつかなくなる時があります。また、これは一般的な会話にも言えることです。その際、話を整理するために要約が相手の話を深く理解するために役立ちます。要約とは、今までの会話をまとめて伝え返す方法のことを言います。本記事では、そんな要約の方法と効果についてご紹介していきます。
本記事は、
・カウンセリングに興味がある方
・カウンセラーになりたい方
・傾聴を学ばれている方
・傾聴を日常で実践されている方
・大切な人の話を聴きたいという方
に役立つ記事となっておりますのでぜひご一読ください。

要約の方法

要約の方法で一番重要なのは、大事なポイントを要約して返すという点です。また、最初のうちはなにが大事なポイントか分からないということもあると思いますので、以下のような部分について要約して返すことをおすすめします。
・相手が感情的になって訴えている部分
・相手が辛いと感じている部分
・相手が頑張ったことを話している部分
・相手が大切にしている価値観が現れている部分

特に重要なのが、相手が辛いと感じている部分を要約して返すという部分です。あなたは辛いと思った時、その気持ちを誰かに分かってほしいと思った経験はありませんか。おそらく多くの人にこのような経験があると思います。そんな時にその辛い気持ちを相手に分かってもらえたということを実感できる経験は、心の支えになるものです。ですから、「○○ということの○○という点が辛かったんですね。」などと要約しながらも相手の気持ちに寄り添う姿勢を心がけましょう。あなたがそのような歩み寄る姿勢でいれば、相手は安心感を覚えてあなたのことを信頼してくれるようになります。その結果、相手との信頼関係を築くことができ、その良好な関係を保つことができます。

要約の効果

話の整理がつく

辛いことがあって悩んでいる時、どうしても感情的になってしまって話が複雑になってしまっているということがよくあります。悩んでいる原因がなにであるかが明確に把握できていないとも言えます。そんな時に、的確に要約して返されると、話し手の中でなにに悩んでいるのかについての気づきが生まれるなどして、スッキリした感覚を味わうことができます。要約で得た気づきを日々の生活に活かしていくことにより、クライアントの自己成長に繋がります。そのため、要約は相手の話を聴くときにとても大事なことなのです。ですから、要約をしっかりとマスターすれば、相手の話を聴くのが上手になります。

話し手と聴き手のずれを無くすことができる

聴き手の受け取り方と話し手の伝えたいことにずれが生じることがあります。これはお互い別の人間で価値観も違いますから当然のことと言えます。しかし、これを放置したままだと相手の話を深く理解することはできません。また、話し手も分かってもらえたとは思えません。そんな時に要約をして返すことにより話し手が修正してくれるため、より深い次元で話を聴くことができるようになります。それに従って話し手の中に自然と分かってもらえたという感覚が芽生えます。それにより、クライアントは聴き手を信頼できるようになります。