カウンセリングとセラピーの違い

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カウンセリングとセラピーの違い

テレビのCMなどで「セラピストによる癒しの空間で・・・」と言った言葉を良く聴きますが、何かの施しによって心を平穏にするという意味では、「カウンセラーによる癒しの空間で・・・」でも違和感なく聞こえます。

では、実際に、カウンセリングとセラピーはどう違うのでしょうか。

近年、ストレスからくる心の問題を解消する目的で、カウンセリングを受ける方が増えつつあります。又カウンセラーになって人の役に立ちたいと考える方など、以前に比べ、「カウンセリング」という言葉に触れることが多くなってきました。なのでこの辺りで、カウンセリングとセラピーの違いについて、確認しておきたいと思います。

決定的な違い

カウンセリングもセラピーも、「心理療法」という種類がありますが、決定的に違うのは、セラピーを行うセラピストは、精神科の医師が行う「サイコセラピー」という医療行為である為、受ける方を「患者」と呼びます。

一方カウンセリングを行うカウンセラーは医師ではない為、カウンセリングを受ける方を「クライアント(来談者)」と呼びます。

このように、カウンセリングとセラピーの決定的な違いは、医療行為であるかどうか、という事になります。

アプローチの違い

では、カウンセリングとセラピーを実際に受診した場合、内容的にはどのように違うのでしょうか。

カウンセリングにおけるクライアントへのアプローチは、基本的に「傾聴」と「共感」です。カウンセラーは、特にクライアントへ何かを指示する事はなく、常に受動的にクライアントの話を聴き、気持ちを共有し、そしてクライアント本人が治療へのきっかけを掴むように促します。

一方セラピーはいわゆる治療ですから、患者の話を聴き、能動的に治療を行います。

この違いを把握せずに、カウンセリングとセラピーを逆にとらえて受診すると、満足のいく治療結果が得られません。何か治療へ直接つながるアドバイスが欲しかったのに、こちらから一方的に話をするだけで終わって肩透かしを食ったと思う人もいれば、ただ自分の考えを整理するために、話を聴いてほしかっただだけなのに、あれやこれやアドバイスされたというような、思っていたものと違う結果になってしまいます。

最近のセラピー事情

「癒し」という言葉が最近頻繁に聞かれるようになってきましたが、同時に「セラピー」という言葉もよく聞くようになりました。これはいわゆる「アニマルセラピー」「ミュージックセラピー」「アロマセラピー」など、「癒し系セラピー」というジャンルが登場してきたからにほかなりません。

今回冒頭でお話しした、「サイコセラピー」ではないため、治療をするわけではありませんが、能動的に施していくという意味で使用されています。

このように、誰でも体験しやすい癒し系セラピーの台頭で、仕事などの日常で凝り固まった心と体をリフレッシュするという行為が、カウンセリングと共に市民権を得てき始めていると言えます。

最後に

優劣をつけたがる人々が多ければ多いほど、心をすり減らしてストレスをかかえこんでしまいます。以前は、その逆境にすら打ち勝たなければならないという社会人の使命が暗黙の了解でありましたが、そんな考えはもう古い!心が疲れたら、症状が軽いうちにカウンセリングやセラピーで自分をいたわってあげましょう。

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