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カウンセリングとテスト

カウンセリングの人気Posted 2016.11.19

    「〇〇君は私の事どう思っているのかしら・・・」なんて事が知りたくて、好きな相手に心理テストをした甘酸っぱい経験、皆さんにもあると思います。

    このブログで、カウンセリングがどのようなものか、決して癒しを与えるやさしいだけのものではなく、思い出したくない過去をあえて引きずり出すようなシビアな体験もしなければならない、というお話しをしてきました。

    甘酸っぱい体験を想起させる心理テストとカウンセリングは、なんだかそぐわないイメージですが、実はカウンセリングでもテストをする事があります。今回は、カウンセリングとテストの関係性についてお話します。

    カウンセリングで心理テストを実施する理由

    病院で治療を受ける際、その病院での通院履歴や健康診断の結果など、今患者の体がどのような状態かをそのカルテなどを通じて把握する事ができます。胃腸が強くないとか、抗生物質が効きにくいなど、その患者の特徴などを加味しながら治療を進めていきます。

    初診時、カウンセリングでは初対面の人と話をする事になりますが、残念ながら人間は、話や表情を表面上つくろったり隠したりすることができる為、そのクライアントがどのような性格で過去にどのような傷を負ったことがあり、精神的にどの部分が弱い、などの情報が全くない状態です。実際は心が弱っている状態でカウンセリングを受けに来るので、自分でも自分の心や気持ちがわからなくなっていることだってあります。

    そこで役立つのが心理テストです。様々なテストを実施する事で、そのクライアントの性格や抑え込んでいるストレスの事など、人物をある程度把握すると同時に、今後のカウンセリングの方向性を見積もっておくことができます。

    心理テストの種類

    心理テストにも様々な種類があり、それぞれにどの部分が浮き彫りななるかが変わります。カウンセラーは1つだけではなく異なったいくつかのテストを実施する事で、そのクライアントの人物像を形作ります。では実際にどのようなテストがあるのか、ご紹介します。

    質問紙法

    クライアントが、たくさん書かれた質問に回答していく、最もポピュラーな心理テストです。これにより、思考や感情、行動の癖や人間関係、本人も気づいていない精神病理を知る事ができ、総合的なクライアントの人物像を把握する事ができます。

    投影法

    クライアントの無意識下にある思考や感情、精神病理を、別のものに投影して診断する方法で、白い紙にインクを一滴落とし半分に折って広げ、そこにできたシミ(のようなもの)が何に見えるかによって診断するロールシャッハテストが有名です。

    作業検査法

    クライアントに単純な作業をさせ、その過程で生じる意欲や持続性、正確さなどを観察する事で、クライアントの性格や職業の適性を判断する心理テストです。

    最後に

    カウンセリングにおける心理テストは、クライアントと向き合って会話を中心に進める「面接法」、クライアントの発言や行動を客観的且つ中立的な目線で観察する「観察法」と共に、有効なカウンセリング方法の一つと位置付けられています。友人に相談する事との決定的な違いは、様々な方法を用いて、客観的かつ多角的に判断しながら進めていくその技術にあるのではないかと思います。

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