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新しいカウンセリング手法の第三世代の認知行動療法とは

カウンセリングの人気Posted 2017.03.22
    第三世代の新しい認知行動療法

    カウンセリングなどで実施する認知行動療法の歴史において、条件反射や学習理論に基づいた行動療法を中心としたものを第一世代といいます。次に、行動療法と認知療法を組み合わせたものを第二世代といいます。
    そして、第二世代を超えて、新たな手法や理論を取り入れたものが、第三世代の認知行動療法です。
    第三世代の認知行動療法の代表的なものとして、マインドフルネス認知療法があります。

    マインドフルネス認知療法とは

    マインドフルネス認知療法は、認知行動療法に瞑想の概念を取り入れたものです。
    マインドフルネスとは、気づきのことです。気付きとは、日々の生活の中で心に浮かんでくる様々な思考や感情に流されて一体化することなく、そこから一歩離れて観察できるようになることです。
    例えば、人に失礼なことをされて腹を立てたとき、その怒りの感情に飲まれてそのまま相手に文句を言うのではなく、腹を立てているという自分の状態にまず気付く、ということです。
    自分の思考や感情が湧いてきたときにそれに気が付けば、それらに自動的に飲み込まれることなく、そこから一歩離れた自分を見出すことが可能になります。
    カウンセリングなどでマインドフルネスの技法を身に着け、それを生活の中で活用することで、否定的な考えに飲まれたり、それに基づいた行動を自動的に行わないようにすることを目指します。

    マインドフルネスの実践方法

    マインドフルネスを実践するための代表的な技法は、瞑想をすることです。これはマインドフルネス瞑想と呼ばれるもので、古代インドの原始仏教の修行として行われていた瞑想法です。
    瞑想は座って行うというイメージが一般的ですが、マインドフルネス瞑想は、立って行う瞑想、歩きながら行う瞑想など様々な種類があります。
    瞑想を実践するときは、何か一つの感覚だけに注意を向けることを心がけます。
    例えば、座って行う瞑想では、自分の腹部の動きに意識を向けます。呼吸にあわせてゆっくりと上下する腹部の動きに注意を向け、その状態を心の中で確認します。
    腹部に集中しようとする間に、心の中には悩みや昨日の出来事など、様々な雑念が浮かんできます。
    雑念が湧いてきたら、それらの思考や感情に対し、心の中で言葉にしすることで確認を入れていきます。これをラベリングといいます。
    雑念をラベリングすることで、 そうした思考や感情に囚われることなく、一つの感覚に集中しやすくなります。
    マインドフルネス瞑想を続けることで、思考や感情に囚われることなく、物事をありのままに受け止めることができる心の状態を徐々に形成していきます。

    マインドフルネス認知療法の特徴

    第二世代の認知行動療法の特徴として、自分の思考を認知した後、それをより望ましい方向へ操作しようとすることがあります。
    マインドフルネス認知療法は、思考を認知した後にそれを操作することはせず、ありのままに受け止めようとするのが特徴です。
    思考を変えようとするのではなく、思考は単に自分の心の中で沸き起こる出来事にすぎず、ただ放っておけばよいものとして捉えます。
    思考をありのままに受け止める練習を繰り返すことで、生活の中の出来事や瞬間を、あるがままに受けとめられるようになることを目標とするものです。

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