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カウンセリングと防衛機制の4つの種類

カウンセリングの人気Posted 2017.03.07
    カウンセリングと防衛機制

    防衛機制は心理学の用語です。防衛機制は、ありのままに受け止めると耐えきれないような体験や記憶から、身を守るための心の仕組みのことです。
    例えば、あまりにもつらい体験をした場合に、その体験の記憶を心の奥底に閉じ込めてなかったことにするなどです。
    防衛機制は意識のある状態で意図的に行っても意味がないため、人の心における無意識のレベルで発動する働きです。
    そのため、人は一般に自分の心の中でどのような防衛機制が行われているかは自覚していない状態にあります。

    防衛機制とフロイト

    防衛機制は、心理学における精神分析の租とされるジークムント・フロイトに始まる概念です。
    フロイトの精神分析においては、人の心の中で現実判断や統制を司る機関である自我が、自分を守るための防衛機能として備えているのが防衛機制です。
    防衛機制は端的に言えば現実を無視したり歪曲したりする機能のため、その働きが強すぎたり、適切に機能していない場合は、現実や社会に適応するための弊害となってしまう場合もあります。
    そのため、防衛機制の機能不全が心身の不調や神経症的な症状の原因となると考えられます。
    原因のわからない不調でカウンセラーを訪ねた場合などは、カウンセリングの中で本人が気が付かない防衛機制の不調が判明する場合もあります。

    防衛機制の種類

    防衛機制は、防衛機制の発動の原因となった体験の性質によって様々な種類があります。

    抑圧

    不快な体験や概念を忘れることで、なかったことにしようとする働きのことです。例えば、幼児期に父親に激しい暴力を受けた場合に、そのエピソードを忘れてしまうことです。
    意識のレベルでは本人はその記憶を覚えていませんが、本人が自覚していない無意識のレベルでは、その記憶は消え去ったのではなく、単に意識の底に閉じ込められている状態です。
    そのため、何かのきっかけに閉じ込められた記憶が意識のレベルに顔を出し、原因がわからない不調となって現れる場合もあります。
    先の父親の暴力の例であれば、理由はわからないが中年の男性がなんとなく苦手で緊張する、男性が怒っている場面に遭遇すると怖くてたまらないなどです。
    カウンセリングによって無意識に抑圧された記憶が判明することもあります。それによって、現在の生活に表れている不調や恐怖の原因を突き止めることもできます。

    退行

    その時点で解決することが困難な問題に直面した場合に、以前の発達段階まで逆戻りすることで問題を解決しようとする働きのことです。
    弟や妹が生まれたことをきっかけに、上の子供がおねしょをしたり指しゃぶりをするようになるのが、退行の代表的な例です。
    幼児に対するカウンセリングで判明することが多い防衛機制です。

    反動形成

    無視したり抑圧するだけでは処理しきれないような強い感情を処理するために、意識の上では正反対の傾向の行動や態度をとることです。
    例えば、本心では非常に嫌ったり憎んでいる相手に対し、逆に過度に親切にしたり愛想よく振舞うなどです。
    人間関係に悩む際のカウンセリングで判明することが多い防衛機制です。

    同一化

    対象に対する強い感情や興味を動機として、その対象の価値を自分の中に取り入れたり、対象と同一になるような働きのことです。
    好きな人や理想の人物の服装や口癖、振る舞いを真似するなどです。

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