カウンセラーがブロッキングしないために知っておきたい4つのこと

カウンセラーとブロッキング

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カウンセラーがブロッキングしないために知っておきたい4つのこと

ブロッキングとは、相手の話をきちんと聞いたり理解することを妨げる原因となる、心理的な作用のことです。
カウンセリングにおいて相手の話を聞く際に、聞き手であるカウンセラーの心理においてブロッキングが起きると、適切なカウンセリングを達成するための障害となります。

ブロッキングの弊害

カウンセリングの際にカウンセラーの心の中にブロッキングが起きると、カウンセラーはクライアント自身やその話などに対して、不信感や反感を抱く場合があります。
ブロッキングが生じた場合に、カウンセラーがそれを無理に隠そうとしても、会話の中のちょっとした表現や、時計を気にしたり足踏みをするなどの行動を通じて、クライアントに伝わってしまいがちです。
カウンセリングの最中にカウンセラーのイライラや反感を感じたクライアントは、自分は信頼されていない、嫌われている、などのネガティブな考えを抱くようになります。
それによってカウンセリングを続けることを恐れたり、カウンセラーに対して自分を開示することを避けるようになります。
そうしてせっかくのカウンセリングが表面的なものになったり、やがてカウンセリング自体に行かなくなるなどの弊害が生じます。

無意識のブロッキング

カウンセリングの際に、カウンセラーが自分の心の中で生じているブロッキングについて自覚している場合は、その考えや感情を一旦脇に置くなどして、ブロッキングの弊害を避けるための対策を取ることができます。
問題はカウンセラーが自分の中のブロッキングを自覚しておらず、カウンセリングの中で無意識にブロッキングが生じている場合です。
ブロッキング自体に気が付いていなければ、その弊害に対して対策を講じることができませんし、無自覚のブロッキングであってもクライアントは反感などを感じ取ってしまいます。
無意識のブロッキングを防ぐためには、カウンセリングの中で生じる様々な種類のブロッキングの特徴について把握しておくことが重要です。

自分の意見を言いたくなる

カウンセリングの際に、クライアントの話について自分の考えや意見を言いたくなる場合はよくあります。
特に、カウンセラーにとって関心のある分野や出来事についての話の場合などは、つい口を挟みたくなったり、それによってカウンセリングが世間話になってしまうこともあります。
これを防ぐためには、相手に求められない限り、基本的に聞き手に徹するというスタンスを徹底し、それを臨床として重ねることで、聞き手としての癖をつけていく努力が効果的です。
聞き手に徹する手法が有効な他のブロッキングの例としては、説教や説得をしたくなる、話の先読みをしたくなる、などがあります。

自分の感情に囚われてしまう

クライアントがカウンセリングにおいて話すエピソードについて、自分が過去に似たような経験をしたことがある場合などは、自分の感情に囚われてしまう場合があります。
そうしたエピソードを聞いている最中に、過去の自分の経験や出来事についての光景が思い出されたり、その時の嫌な気持ちが表れてきたりします。
カウンセラーがそうした自分の中の出来事にとらわれてしまうと、クライアントの話に集中できなくなったり、逆に必要以上に話の続きを促したり、極端な分析や評価を下してしまうこともあります。
こうした弊害を防ぐためには、カウンセリングはクライアントのために行うものである、という基本に立ち返って冷静になることが大切です。

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