クライアントとの信頼関係!カウンセリングの繰り返しの技法とは?

カウンセリングで繰り返しを行う意味とクライアントの信頼関係

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クライアントとの信頼関係!カウンセリングの繰り返しの技法とは?

繰り返しとは、カウンセリングにおける技法の一つです。クライアントが言ったことを、カウンセラーがそのまま繰り返して言葉にすることです。エコーともいいます。
例えば、クライアントが最近よく眠れません、と言った後に、カウンセラーが最近よく眠れないんですね、と繰り返すことです。
繰り返しには複数の効果があります。

カウンセラーへの信頼感が増す

正しい単語を選択し、適度なタイミングでそれを繰り返すことで、クライアントのカウンセラーへの信頼感が増します。
カウンセリングでは、クライアントは自分の個人的な悩みや心配事について、クアンセラーに打ち明ける必要があります。
その際に、自分の話を本当に信じてもらえるだろうか、きちんと受け止めてもらえるだろうか、といった不安を抱きます。
クライアントの話の中で、重要だと思われる部分をカウンセラーが繰り返すと、蔵アントは自分の話をきちんと聞いてもらっていると感じることができます。

クライアントの自問自答を促す

クライアントの話の中から、重要なポイントとなる部分を抜き出してカウンセラーが繰り返すことで、クライアントは自分自身の話の要点をつかむことができます。
話の重要な部分を相手にまとめてもらうことで、自分の問題について客観視したり、解決方法など新たな気づきを得ることにつながります。
また、クライアントの話の中で、事実関係に関する話題がでた場合に、その部分を抜き出して繰り返すことで、カウンセラーによる事実関係の把握が正しいかどうか、 クライアントに確認を求めることもできます。

クライアントが満足感を感じる

クライアントの話を否定したり非難せずにそのまま繰り返すことで、クライアントは自分の話をきちんと受け止めてもらえたと感じることができます。
カウンセリングを実施いている間にこうした適切な繰り返しを受け続けることで、クライアントは話だけでなく、自分自身も受け止めてもらえたと実感できるようになります。
それによって、カウンセラーとカウンセリングに対する満足感が増します。

繰り返しには慣れが必要

必要以上に同じ言葉を繰り返したり、何も考えずに機械的に繰り返すと、クライアントは自分の話をきちんと聞いてもらっていない、馬鹿にされている、と感じてしまいます。
繰り返しの効果を発揮するためには、適切なタイミングや回数を把握するなど、慣れと経験が必要です。
また、クライアントの発言の中から、どの言葉を繰り返すべきか、繰り返しに用いる言葉の選択も重要です。
適切な言葉を選択することは、話の要点を把握することやクライアント自身の新たな気づきに役立ちますが、言葉を間違えると話がそれるなどの逆効果になります。

繰り返しの種類

繰り返しには複数の種類があります。まず、クライアントの発言を一字一句ほぼそのまま繰り返すことです。
話の要点をまとめることよりも、話自体を聞いてもらっていると感じることが重要な、子供や老人の話などに有効です。
次に、クライアントの話の中から、ポイントとなる重要な言葉を抜き出して繰り返すことです。
話を聞いてもらっていること、話の要点をまとめることの二つの効果を得ることを目指すものです。
最後は、長い話やわかりにくい表現の場合に、話の不要な部分を取り除いたり、短くまとめて繰り返す返す方法です。
話を要約することに特化した繰り返しの手法といえます。

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