臨床心理士以外でもカウンセリングは可能?カウンセラーを開業するための3ステップ

臨床心理士になる方法と就職先

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臨床心理士以外でもカウンセリングは可能?カウンセラーを開業するための3ステップ

臨床心理士とは?

臨床心理士とは、公益財団法人である日本臨床心理士資格認定協会によって認定される民間資格と、その有資格者のことです。

臨床心理士の資格の特徴

カウンセラーなどとして活動するための心理系の民間資格の中では、取得難易度が高い資格として位置づけられています。
また、文部科学省によってスクールカウンセラーの資格要件として定められたリ、国境なき医師団のメディカルスタッフの資格要件として掲げられるなど、公的な通用性も高くなっています。
その他、教育機関や医療機関、行政機関など様々な分野の心理職の採用試験においても資格要件とされたり、優遇条件や重視条件として用いられています。

臨床心理士の歴史

臨床心理士は、その資格団体である日本臨床心理士資格認定協会の設立とともに誕生しました。日本において臨床心理士の免許番号第1号が認定されたのは1988年です。
1995年には、スクールカウンセラー事業における心理職の専門家として認定され、以降各都道府県の公立学校に配置されていきました。
1996年には、臨床心理士を養成するための教育体制の充実化を図るため、臨床心理士資格の審査規程が改正されました。
それによって臨床心理士を養成するための大学院制度が導入され、大学院教育の重点化と、その基盤となる全国の指定大学院の教育水準の一定化が図られました。
2003年の学校教育法の改正によって、高度な専門職業人の養成のための専門職大学院が創設されたことに伴い、2005年に臨床心理の分野における専門職大学院が開設されました。

臨床心理士になるには

臨床心理士の資格を得るための試験である臨床心理士資格審査を受けるためには、受験資格を満たす必要があります。
主な受験資格としては、第1種指定大学院を修了した者、第2種指定大学院を修了し1年以上の心理臨床経験を有する者、臨床心理学またはそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職大学院を修了した者の三種類があります。
その他、医師免許取得者で取得後2年以上の心理臨床経験を有する者、諸外国において日本の制度と同等以上の教育歴を有し、修了後日本国内において2年以上の心理臨床経験を有する者も受験資格を有します。
そのため、通常は臨床心理士になるためには、指定大学院に入学し、学業を修める必要があります。
大学院に入学し、卒業し、さらに試験に合格するという手間と難易度の高さが、臨床心理士の資格の大きな特徴の一つです。

臨床心理士の資格更新制度

臨床心理士の資格は一度取得すればそのまま一生使えるものではなく、5年ごとの資格更新が義務付けられているのが特徴です。これは臨床心理士の専門的資質の維持と向上を目的として設けられたものです。
5年ごとの更新は、臨床心理士資格審査規程と臨床心理士教育研修規程別項において規定されています。
各種の研修会や会議などに参加し、15ポイント以上の点数を取得して手続きをすることで更新するというユニークな方式が採られています。
各種研修会や点数の例としては、臨床心理士継続研修会に講師として参加すると4ポイント、日本臨床心理士会が主催する全国大会で口頭発表を行うと4ポイント、研究誌や機関誌に研究論文の原著を発表すると10ポイント、などがあります。

臨床心理士にならないとカウンセリングはできないの?

カウンセリングを仕事としたり、カウンセラーとして活動することは、臨床心理士の資格がなくても可能です。

もちろん、知識や技能が重要なので、カウンセリング関連の勉強をしたり、臨床心理士以外の資格を保有しておくことでクライアントやその家族との信頼関係も築きやすくなるというメリットもあります。

カウンセラーとして開業するための3ステップ

実際に、臨床心理士以外でカウンセラーとして活動して副業を行ったり、開業したりしている人も多くいます。

では、実際にカウンセラーとして開業するにあたってどのような点に注意して行うべきなのでしょうか?

カウンセリングで起業する際におさえておくべきポイントについてです。

メールマガジンを作る

カウンセリングに関する知識などを記載したメールマガジンを作って発信することも、カウンセリングで起業する場合に有効な方法です。
メールマガジンは基本的に無料で作ることができ、書き直しも簡単にできるので、紙媒体のダイレクトメールなどに比べて作成のコストや手間がかかりません。
また、メールマガジンを定期的に発信することで、自分の活動やカウンセリングルームのPRなどの営業活動を継続的に行えます。
ホームページやブログはコンテンツを作成後は基本的に待ちの状態になりますが、メールマガジンは自分から積極的に動いていくために有効なツールです。
良質なメールマガジンを発信し続けることで、カウンセラーとしてのブランド価値を高めていくこともできます。
メールマガジンには自分のプロフィールやカウンセリングルームへのアクセス方法、ホームページのリンクなど、カウンセリング活動に関する情報を必ず記載するようにします。

ホームページを作る

カウンセリングで起業するにあたって、ホームページの作成は必須ともいえる作業です。
クライアントがカウンセラーなどの専門家を探す場合、他者からの紹介を除けば、その方法としてはインターネットを検索する場合がほとんどだからです。
起業する場合、ホームページをカウンセリングのクライアント集客のためのコアと位置づけ、まずはホームページ作成から始めると良いでしょう。
ホームページを一から作成するのが難しい場合は、ブログに登録してそこから情報発信を行うと良いです。
ホームページにせよブログにせよ、大切なのは作成後にマメに更新することです。ホームページを更新することで、定期的な回覧を望むことができるからです。
逆にホームページを更新しなければ、新しいクライアントの集客を望むことは非常に難しくなります。
カウンセリングについての簡単なコラムなどを作成し、定期的に掲載すると良いでしょう。
また、ホームページは検索エンジンで上位に結果表示されたほうが高い集客効果が望めるので、そのためのSEO対策をしておくと良いです。
その方法としては、SEO対策もできるホームページ作成業者に依頼すると手間がかからず効果的ですが、コストがかかります。余裕がある場合は視野に入れると良いです。
ホームページに最低限必要な情報としては、プロフィール、アクセス方法、問い合わせ、料金、メニュー、申込みフォーム、守秘義務、免責事項などです。

登録サイトに登録する

カウンセラーを地域ごとや相談内容などで検索できる、カウンセラー紹介のサイトがあります。
カウンセリングで起業する場合、そうしたサイトに登録しておくとクライアントの獲得につながります。
紹介サイトはいくつかありますので、できる限り多くのサイトに複数登録しておくと効果的です。
紹介ページはそのまま自分の宣伝になるため、プロフィールなどの情報は出来る限りわかりやすく書くようにします。
また、こうしたサイトではカウンセラー紹介以外にも、カウンセリングについての質問や悩み相談などの無料サービスが実施されている場合が多いです。
そうしたサービスでマメに質問に回答することで、カウンセラーとしての認知度を高めていくことができます。

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