カウンセリングに役立つノンバーバルコミュニケーションについて

ノンバーバルコミュニケーションとは

SHARE

カウンセリングに役立つノンバーバルコミュニケーションについて

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉によらない非言語の手段によって、他者とコミュニケーションを行う手法のことです。
会話や手紙などの言語を用いたコミュニケーションの手法はバーバルコミュニケーションといいます。

ノンバーバルコミュニケーションの例

ノンバーバルコミュニケーションには、言語によらないで相手の五感に作用する伝達手段が全て含まれます。
態度、表情、声の大きさ、声の高さ、話すスピード、服装、髪型、匂いなどです。
こうした要素が言語以外にも、相手とコミュニケーションを取る場合に大きな影響を与えます。
例えば、言葉ではお任せくださいと力強いことを言っていても、声が小さかったり震えていたりすれば、それを聞く相手は不安を覚えやすくなります。
ビジネスにおいてプレゼンテーションをしたり、カウンセラーがカウンセリングを行う際などに、話だけでなく身振りや手振りをまじえることがよくあります。
こうしたジェスチャーを交えることで、自分の話の説得力を高めたり、相手の興味を惹きつける効果があります。

ノンバーバルコミュニケーションの重要性

ノンバーバルコミュニケーションの重要性を示すものとして、メラビアンの法則があります。
これはアメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが1971年に提唱した法則で、人間が他者とのコミュニケーションにおいて、どんな事柄から情報を得ているかについて実験したものです。
メラビアンの実験結果では、相手の表情、容姿、身だしなみなどの視覚情報から得た情報は約5割、声の大きさや調子などの聴覚情報から得た情報が約4割、話の内容自体から得た情報は約1割でした。
メラビアンの法則は、話し手の発する言語メッセージが話し手の感情や態度と矛盾する場合に、聞き手はどこから情報を得るのか、という限定的な条件で行われたものです。
この実験結果によれば、聞き手が話の内容自体から得ているのはわずか1割にすぎず、言語以外の視覚や聴覚から得たノンバーバルコミュニケーションから得る情報は、合計で9割に達することになります。
これは、話の内容ではなく見た目が9割で大事である、という単純な話ではありませんが、ノンバーバルコミュニケーションが相手に与える影響の大きさを示す一例です。

ノンバーバルコミュニケーションの活用

メラビアンの法則によれば、話自体とは直接関係のないノンバーバルコミュニケーションが果たす役割は大きいことになります。
逆に言えば、ノンバーバルコミュニケーションを意識して活用することで、相手とコミュニケーションを上手にとることが可能になるということです。
例えば、子供と話すときに背をかがめたり、優しい声色で話すことがあります。これは、ノンバーバルコミュニケーションを意識することで、相手と円滑なコミュニケーションを図ろうとする一例です。
カウンセリングにおいてもクライアントとのコミュニケーションが重要な役割を果たす場面は多いため、ノンバーバルコミュニケーションを有効に活用できる事柄の一つといえます。
カウンセリングにおいては、カウンセラーという肩書もノンバーバルコミュニケーションの一種といえます。権威や肩書は、人に説得力や信頼感を与える効果がある非言語の手段の一つだからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です