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カウンセリングのアセスメントにおける4つの心理検査の方法

カウンセリングの人気Posted 2017.03.27
    アセスメントごとの心理検査方法

    カウンセリングを効果的に実施するために行うアセスメントの方法として、心理検査があります。
    心理検査は、クライアントの性格や特徴などを把握するために、テストを実施するアセスメントの手法です。
    心理検査には、質問紙法や作業検査法などの種類があります。

    質問紙法とは

    質問紙法とは、カウンセリングなどにおいて質問を実施し、はいやいいえ等の回答をさせることで測定するアセスメントの方法です。
    行動の傾向や性格の特性などを調査し、その結果を一定の基準によって整理したり数値化したりします。
    質問紙法の長所としては、個人に対してだけでなく集団に対しても容易に実施できる、答えと照らし合わせるだけでよいので質問の実施と採点が容易である、などがあります。
    アセスメントの結果を恣意的に操作するために、回答者が嘘の回答をする場合もあります。それを防ぐために、嘘がどれくらい混じっているかを示す虚位尺度などを設定し、測定の精度を高める方法もあります。

    矢田部ギルフォード性格検査とは

    質問紙法に属するアセスメント方法の一つに、矢田部ギルフォード性格検査があります。YG性格検査ともいいます。
    アメリカの心理学者のジョイ・ギルフォードが作成した性格検査をもとに、日本の心理学者である矢田部達郎らが、日本人に適したものとして再構成したものです。
    質問は全部で120問あり、はい、いいえ、どちらともいえない、の3種類から回答します。
    各質問は10問ごとに分かれ、ぞれぞれ抑うつ性、気分の変化、劣等感、神経質、客観的、協調的、攻撃的、活動的、のんきさ、思考的内向、 支配性、社会的内向、の12種類の尺度から測定されます。
    性格検査全体の結果から、5種類の性格的な傾向に分類することが可能です。
    平均的でバランスが取れている平均型、活動的で外交的だが対人関係のトラブルが多い傾向のある不安定不適応積極型、情緒が安定し社会によく適応できる反面、消極的で内向的な安定適応消極型、などがあります。

    作業検査法とは

    作業検査法は、クライアントにある作業をさせることで、その作業の仕方や結果などから、人格や性格の傾向などを把握するアセスメント方法です。
    特定の動作や刺激への反応を必要とする作業をさせるため、質問紙法と比較して、恣意的なうそが入り込みにくい客観的なデータを測定しやすいという特徴があります。
    反面、カウンセリングにおいてクライアントの心理的な深い領域を測定することが困難である、作業検査法を実施する回数が増えると、慣れてきて正確な測定が難しくなる、などの特徴があります。

    内田クレペリン検査とは

    作業検査法に属するアセスメント方法の代表的なものとして、内田クレペリン検査があります。
    内田クレペリン検査は、ドイツの精神医学者であるエミール・クレペリンの研究理論をもとに、日本の心理学者である内田勇三郎が作業検査法として確立したものです。
    検査の方法は、検査用紙に並んでいる数字を左端から順番に足し算を行うものです。
    1分経過したら2段目に移って足し算をし、また1分が経ったら3段目に移ります。この作業を前半15分間、休憩5分、後半15分間で実施します。
    作業終了後、計算された数字を線で結ぶと、作業曲線という曲線を描きます。作業曲線は、性格によって様々な特徴が表れます。
    それによって情緒の安定性、仕事に対する態度、環境の変化に対する適応力などを測定することができます。

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