カウンセリングのグループワークに必要な効果を高めるための知識とスキル

カウンセリングのグループワーク

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カウンセリングのグループワークに必要な効果を高めるための知識とスキル

グループワークはカウンセリングの技法の一種です。数人のグループで話し合いや活動を行うことで、人間関係を調整する術を学んだり、自分自身についての理解を深めたりします。
ここではグループワークの特徴について学びます。

グループワークの手法

グループワークは5名~10名程度のグループになって活動を行います。主にカウンセラーなどの専門家がワークの進行役や調整役を務めます。
出来事や気持ちなどのテーマを決めて自由に話し合ったり、役割を決めて日常生活の場面についてロールプレイを行ったりします。
話し合いやロールプレイを通じて、自分や事柄についての理解を深めたり、日常生活を改善したり、人間関係の円滑化を図ることができます。

相互理解によって高い効果を得ることができる

グループワークは単に数人で同時にカウンセリングを行うこととは異なります。
メンバーが相互に関わったり協力することで、集団としての特性を発揮し、高い効果を得ることができます。
同じ悩みを抱えた数人で話し合うことで悩みを共有したり、他者の発言や行動を通じて自分との違いを認識したりすることができます。
また、他者の意見や発想に触れることで、今まで見落としていた事実に気付いたり、自分自身で新たな発想を得るきっかけになります。

自分を客観的に観察することができる

自分一人で悩んだり、一対一でカウンセリングを受ける場合は、自分の状態を冷静に把握することは難しい場合があります。
一人で悩むうちに自分の性質や問題について決めつけたり、カウンセラーの意見やアドバイスを受けても、自分はそう思わないとか、この人とは相性が悪いだけだと考える場合があります。
グループワークに参加することで、自分自身を客観的に観察することができます。
グループで話し合う際に、他者の言動や行動を通して、今まで気が付かなかった自分の考え方や行動の癖に気付くことができます。
自分一人で考えていたときは当然だと思っていたことが覆されたり、独り善がりに陥っていた認識や考えを改善したり、新たな視点を発見することができます。

時間が経つのを早く感じる

グループワークは通常1~2時間程度の時間をとって行いますが、グループワークに参加している間に、実際よりも時間が経つのを早く感じることがあります。
その理由は、他者の発言や行動によって刺激を受けて熱中したり、グループ全体が協力して集中することで、時間の経過を忘れるためです。

グループワークは知識と経験が重要

グループワークには多くの効能がありますが、その反面、グループワークをスムーズに実施するためには知識や経験を要するという特徴があります。
一対一のカウンセリングでは相手一人との関係に集中し、コミュニケーションを取ればよいのですが、グループワークでは数人に同時に注意を向ける必要があります。
また、聞き手との関係だけでなく、他のメンバー相互の関係や相性についても把握する必要があります。
グループワークを実施する中でメンバーの間に問題や争いが生じた場合は、それを調整したり解決する必要がでてきます。
また、議論が白熱したり誤解が生じた結果、グループのメンバーが集団で進行役に反抗したり、攻撃的になる場合もあります。
そのため、グループワークの進行役には、集団でのワークについての深い知識や経験が重要になります。

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