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カウンセリングの技

カウンセリングの人気Posted 2016.11.20

    インターネットの相談サイトなどを見ていると、「カウンセリングを受けたが全く効果が無かった」「カウンセラーに傷つけられて受けるのを止めた」と言った内容を見かける事があります。

    一度カウンセリングを受けたら、心がスッキリ軽くなると思っていたり、何かしら自分の行く末について答えをくれると思っていたが、カウンセラーが話を聴く事しかしなかったという、カウンセリングへの誤解から、自分の望むものとのギャップでカウンセリングに効果を感じられないといった場合もありますが、中には明らかにカウンセリングのスキルが不足している場合もあります。

    これからお世話にならないとも限らないカウンセリングについて、本当に必要な技とはどのようなものか、ぜひ知っておいて損はないと思います。

    カウンセリングの基本技

    カウンセラーの主な仕事は、クライアントの話を聴く事ですが、もっと言えば、クライアントが言葉にする事で自分の治療になるような情報や言葉を自ら話すように誘導する事です。

    カウンセラーとクライアントはほぼ初対面の状態でカウンセリングを始めます。本来なら人は、初対面の人や、初対面でなくても信頼できない人に、自分の感情や生い立ちを話す事はありません。しかしながら、技のあるカウンセラーには、今まで言葉にならなかった言葉をすべて吐き出すことができます。・・・この技を知れば、カウンセラーにとどまらず私たちもコミュニケーションスキルとして利用できます。ではどのような技か、ご紹介します。

    話を聴く

    特別な技ではなく、シンプルすぎて拍子抜けした方もいるかもしれません。これはただ単に話を「聞く」のではなく、全身全霊で「聴く」のです。もちろん大前提として、クライアントがカウンセラーに好意を抱いていないと、思ったような奥深い話をしてくれません。

    カウンセリングに関わらず、人は一般的に他者に自分の話や主張を聞いてほしいものです。しかし「話すに足るだけの人物かどうか」の印象を左右するのは、自分の存在を認め、否定したり粗末にせず、ちゃんと隅々まで真摯に聞いてくるかどうかです。もちろん聞いてほしくて話しているのに、カウンセラーの話にすり替えるなどは言語道断です。

    感情を受け止める

    こちらもシンプルながら、考えれば考えるほど難しい技です。他者の感情を受け止めるには、まず自分の明るい感情・面倒くさい感情・きつい感情、全てを自分で受け止められているかがポイントです。例えば、自分では泣くのは恥ずかしい事だと思っているのに、クライアントが泣くことを理解できるはずはなく、他者を受け止める事は、自分の感情を受け止める事であり、懐の深さにつながります。

    又、クライアントは勇気を振り絞って自分の感情を吐き出した時、その感情がちゃんとカウンセラーに受け止められたと感じて初めて、カウンセラーを信頼します。受け止めたかどうかは、その証拠としてその感情にきちんと的確なあいづちを返せたかどうかで決まります。「切ないね」や「辛かったね」などの、感情をこちらで共鳴できてこそ、クライアントは安心して心の底にある感情を話す事ができるようになります。

    最後に

    カウンセリングは、カウンセラーによって引き出された心の底の感情を吐き出し、それをカウンセラーによって受け止められて浄化され、自分で反芻し納得して戻す作業の繰り返しです。その基本になるのが、シンプルながらも非常に難しい技です。この技を体得しているカウンセラーに会う事が、最大の治療と言えるかもしれませんね。

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