カウンセリングの語源と意味

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カウンセリングの語源と意味

どんな言葉にもその言葉の意味や語源があって、その内容をたどっていくと、意外に言葉の本質にたどり着いたりします。そして、その本質は一般的な認識とは真逆を示している場合もあります。

このブログでも何度か取り上げていますが、カウンセリングというと、心が辛くて弱っている時に受ければ、話を聴いてくれて優しく癒してくれる存在だと思っていると、実際のカウンセリングでは、自分の閉ざした傷口に自ら塩を塗らなければならないこともあり、ツラくて止めてしまう人もいます。もちろん、あくまでカウンセラーは優しい言葉で語り掛け、こちらの話を全て受け止めてくれる存在で、決してカウンセラーの対応がキツイといった理由ではありません。

このように、一般的なカウンセリングと実際の内容には少しギャップがあるようです。そのあたりを、言葉の語源から探ってみたいと思います。

カウンセリングの語源

「カウンセリング」という言葉は、”counsel(カウンセル)”という単語が基本になっています。この”counsel”とはどう言う意味なのでしょうか。相談する?話す?はたまた癒される・・・?

この”counsel”という言葉は、「助言する」「忠告する」という意味になります。答えを聴いて皆さんいかがですか?一般的に思われているカウンセリングの意味と一致するようで、なんとなくニュアンスが異なるような気がしませんか?

そうなんです。その言葉に「解決する」や「治療する」という意味は全く含まれず、あくまで「助言」なんです。つまり、カウンセリングを受けたいと思った方の、何かしらの思いに対して、あくまで手助けをする、という意味なんです。

これを少しクドく掘り下げていくと、カウンセリングを受けた時、自分の本質をカウンセラーが見つけてくれるような他力本願な気持ちでいくと、少し勝手が違ってきます。つまり、自分の本質を見つけ、方向性を示す手助けをしてくれる”だけ”なんです。

カウンセラーの良し悪し

前項で、カウンセラーはカウンセリングを受ける人の本質を与えてくれたり探してくれる存在ではなく、あくまで自分で答えを見つけるための助言をしてくれる立場なのだというお話をしました。

しかし現実は、カウンセラーも商売だと考える場合、クライアントは多いほうが良く、そうなるとクライアントの望むカウンセラーの方が一般的な評判は良いかもしれません。

本来、カウンセラーはただの話相手やお茶のみ友達では無く、あくまで治療をする立場にあります。そう考えると、クライアントにとってはちょっとしんどいぐらいシビアな事もきちんと忠告できる人こそ、良いカウンセラーと言えるのではないでしょうか。臨床心理からのアプローチから、クライアントがあえて避けている事に触れる方は治療になると判断して、あえてキツめの壁を用意し、そこを乗り越えてこそ見える景色を用意してくれる、それこそが腕の良いカウンセラーであると思います。

最後に

カウンセリングの語源”counsel”から、少し脱線してしまいました・・・。しかしながら、言葉の語源とはやはり不思議なもので、「助言する」「忠告する」という言葉こそが、カウンセリングの何たるかを、一言で伝えられる言葉であるように思えました。

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