カウンセリングの陽性転移・陰性転移とは?共依存度チェック

カウンセリングの効果

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カウンセリングの陽性転移・陰性転移とは?共依存度チェック

カウンセリングにおける転移とは、治療を受ける側であるクライアントが、治療者であるカウンセラーに対して抱く感情のことです。
逆に、カウンセリングを通じてカウンセラーの側からクライアントに抱く感情のことを、逆転移といいます。

陽性転移と陰性転移

転移の対象となる感情には、陽性転移と陰性転移の二種類があります。
陽性転移とは、クライアントがカウンセラーに対して信頼、尊敬、感謝、情愛などのポジティブな感情を抱くことです。
陰性転移とは、カウンセラーに対して不信、猜疑、恨み、敵意などのネガティブな感情を抱くことです。

転移の例

転移と逆転移、陽性転移と陰性転移の組み合わせによって、カウンセリングにおける転移は四種類に分類できます。
陽性転移の例は、クライアントがカウンセラーを信頼した結果、カウンセラーに積極的に話を打ち明けたり、カウンセリングに協力的になることです。
クライアントの積極的な態度にカウンセラーが好感を抱き、そのクライアントとのカウンセリングを楽しみにすることが、陽性逆転移の例です。
陰性転移の例は、クライアントがカウンセラーの態度やカウンセリングの内容に腹を立てて、カウンセラーを責めたりなじったりすることです。
クライアントに責められたカウンセラーが、そのクライアントにうんざりしたり、カウンセリングの実施を内心で嫌がるようになることが、陰性逆転移の例です。

転移の仕組み

クライアントがカウンセラーに対して抱く転移は、カウンセリングがある程度進んだ段階で起こるのが通常です。
カウンセリングを始めたばかりの頃は、カウンセラーの人柄や性格などを知る機会が少なく、慣れないカウンセリングへの不安などもあり、転移が起こりにくくなっています。
カウンセラーとカウンセリングにある程度慣れてくると、このカウンセラーは優しくて信頼できるとか、このカウンセラーは本当は冷たい人間で自分の話に興味がない、などの認識や感情が生まれます。
カウンセリングにおける転移は、クライアントのそれまでの人生で重要な役割を果たしてきた人物との関係を重ね合わせたものである場合が多いです。
例えば、親に甘えたいと思いながら、十分に甘えることができなかったクライアントは、カウンセラーに甘えるような形での陽性転移を起こしやすくなります。
親に対して怒りを感じ続けながら、それを無意識に抑圧し続けてきたクライアントは、カウンセラーに怒りをぶつけるような形での陰性転移を起こしやすくなります。

転移への対処

陽性であれ陰性であれ、クライアントが転移を起こすということは、クライアントがカウンセラーとカウンセリングに対して、何らかの興味や感情を抱いていることの証明になります。
転移を起こすということは、少なくともそのカウンセリングがクライアントに何らかの効果があったということです。
そのため、転移を上手に利用することで、カウンセリングの効果やクライアントとの信頼関係を高めるきっかけにすることができます。
逆に、クライアントからの転移に上手く対処することができないと、クライアントからの転移を愛情と勘違いしてトラブルに巻き込まれたり、転移に過剰に反応して無用な逆転移を起こす可能性があります。

共依存度チェック

自分が共依存の状態になっていないかをチェックすることができるサイトについてです。
自分でチェックしてみることで、カウンセリングなどの助けが必要かどうかの目安にすることができます。
チェックで聞かれる質問は共依存の特徴を表すものなので、セルフチェックを楽しみながら、共依存に関する知識を自然と身に着けることもできます。

ココオル共依存度診断チェック

誰かの言葉や行動に過剰に囚われてしまい、どうしても面倒を見たり言う事を聞かなければならないような状態に陥っていないか、自分の共依存度をチェックするものです。
質問は全部で21問あり、はいかいいえを選んで回答します。一人でやっていく自信がなく見捨てられるのが怖い、相手の要求にうまく応えられないと罪の意識を感じやすい、などの質問があります。
質問に回答すると、自分の共依存度の高低について、アドバイスとともに表示されます。
診断が終了すると、その結果をツイートしたり、サイトに相談することができます。ユーザー登録をすることで、自分の過去のチェック履歴を参照することもできます。

TaDa心理テスト 共依存心理テスト

共依存の特徴に関係する質問に○、×、△の三種類から選んで回答することで、自分の共依存の傾向についてチェックする心理テストです。
相手を自分の思い通りに変えようとコントロールする、誰かがいないと一人でやってく自信がない、やるべき事になかなか着手できない、などの20問の質問があります。
心理テストの結果では、依存されたいタイプ、依存させたいタイプ、依存を許してしまうタイプ、依存するタイプ、の4つのタイプごとに、自分の共依存の程度が5段階で判定されます。
各タイプごとに解説やアドバイスも表示され、自分の共依存の特徴について細かく把握することができます。
共依存には共依存する側の問題と共依存される側の問題があり、どちらの立場かによって、カウンセリングなどのケアの方法も異なります。

共依存なのか、愛なのか 共依存のチェックシート

共依存に関する二種類のチェックを行うことができるサイトです。それぞれのチェックは、共依存に関する本をもとに作成されたものです。
最初のチェックシートでは、全30項目の中から自分に当てはまるものを選びます。
異なる意見を言ったら相手は自分を好きにならないと思う、風邪がうつるように人の気持ちがうつってしまうことがある、などの質問があります。
当てはまる数によって、自分が共依存になりやすいか、どのような場合になりやすいか、などをチェックすることができます。
チェックシート2では、感情、責任、お金、体、時間、の五つの項目について、自分と他人との境界が曖昧になっていないかをチェックすることができます。
質問は全部で20項目あり、自分にあてはまるものがいくつあるかをチェックします。
感情を偽ったり隠したりしているか、相手のためにならないとわかりながらお金を貸したことがあるか、などの質問があります。
当てはまる数によって、自分の共依存の傾向についてチェックすることができます。
共依存についてだけでなく、それぞれの項目について、自分が知らず知らずのうちに曖昧に流されていないかを確認することができます。