トラウマ治療のカウンセリング

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トラウマ治療のカウンセリング

「トラウマ」という心の病をご存知ですか?

よく最近では、日常の会話の中で苦い思い出のある出来事が繰り返し起きた時「それはトラウマだ」などと、使う事があります。しかし、本当の「トラウマ」は、そんな笑ってすまされるような簡単なものではなく、非常に辛い症状がでます。

ここでは、トラウマとはどのようなものか、またその症状をカウンセリングで改善するにはどのような方法になるのかについて、お話していきます。

トラウマとは

トラウマとは、一般的には心理学用語として、「心的外傷」「精神的外傷」などと表現され、何らかの出来事で精神的に大きなストレスがかかった時、後遺症として後々までそのストレスが残る事を言います。PTSD(外傷後ストレス障害)という病名を聞いたことがある方は多いと思いますが、これはトラウマを負った状況と同じ状況に遭遇した時、発熱発汗・頭痛・めまいなど、実際の体の症状として出てきます。しかしながらその語源は、ギリシャ語で「傷」という意味にとどまり、心理学用語として定着したのは、フロイトがこの症状を発見し、それを「トラウマ」と名付けた事から始まったものです。

厄介な「トラウマ」という症状

トラウマの意味は、後遺症の残るストレスを与えるぐらいの大きな出来事を意味するものではなく、後遺症の残るストレス自体を意味します。

人の記憶は、すべてを覚えておくことができないので、脳の中で淘汰され、良いイメージのモノだけが残ると言われています。しかし後々まで響くような強烈なストレスに関しては、脳内で消されることなく、ダメージそのままで永遠に鮮度を持続させたまま悪い思い出となって残ります。

この「トラウマ」はあまりに傷跡が生々しく残る為、自然治癒できず、治療には必ずカウンセラーの力が必要になります。こればかりは、一般的な「話を聴いて、うまくいっていない場所の特定と改善を図る」方法ではダメなのです。

カウンセリングにおける「トラウマ」の治療

一般的なカウンセリングの場合、クライアントの悩みが必ず万人の悩みというわけではなく、人によっては全く気にしていなかったり、逆にチャームポイントとして成功を収めている場合もあります。考え方の枠組みを変える事で「その悩みを無かった」事にもできるのです。

しかし「トラウマ」に関しては、あまりにも傷跡がくっきりと残り、それを無かったことには残念ながらできません。カウンセリングでは、トラウマを引き起こした出来事を繰り返し再現し経験する事で、その出来事に慣れさせようにすることが目的です。その出来事に対する拒絶反応として出ているトラウマを、特別から日常に思考の枠組みを変えるようにします。

それを繰り返すことで、「その出来事が自分を破滅させる」という誤った因果関係を修正する事ができれば、治癒は近いと考えられます。

最後に

最近では、子供たちが犠牲になったり、目の前で繰り広げられるような凄惨な事件が後を絶ちませんが、事件に会った被害者だけではなく、そんな負の塊を無理やり見せられた子供達だって被害者です。そういった惨い事件を目撃してしまってPTSDを発症する子供も少なくありません。もしご自身のお子さんがそのような目に合わないとも限らず、どのように治療を進めるのか、知識として持っていて損はないと思います。

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