バンデュ―ラの「自己効力感」とは、どんなこと?

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バンデュ―ラの「自己効力感」とは、どんなこと?

自己効力感とは

カナダの心理学者 バンデューラは「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」が行動の結果を左右する要因として取り上げたものいです。簡潔に言えば「自分にはできる!」と思える気持ちのことです。この自己効力感は、結果の良し悪しを決める大切な要素として、重要視されています。先行要因として結果期待(out come expectancy)と効力期待(efficacy expectancy)があります。自己効力感は形成される4つの情報源に基づいて形成されています。

遂行行動の達成

過大を実際に達成することが出来た経験、実際にやってみて上手く行った体験を通して、自己効力感は高まると言われています。どんな小さいことでもできた自分をほめて喜ぶことを実感すると自己効力感はよりたかまります。例えば、ダイエットに挑戦したと友達に宣言したとします。食事管理や運動を計画通りにやった結果、1週間で2㎏体重が減った!やったー!こんな感情ですね。するとその時分は「やればできる」と考え、その行為は維持されることにより、ダイエットの成功につながるということです。

代理体験

仕事の仲間で、「あの人は仕事をテキパキして、自信に満ち溢れてあんな人になりたい」なんて思ったことはありませんか?上手くできている他人の行動を観察することでも自己効力感は高まります。自分とかけ離れている人より、類似性をもっている人の行動が観察する対象としている場合が良いでしょう。

言語的(社会的)説得

これは、言葉による説得を反復的に用いることにより、自己効力感が高まるというものです。初めて経験することにできないかもと思っていたら、「あなたならできるよ、私にもできたんだから頑張って」と言われたら、なんとなくできそうな感じがしますよね。他者から得られる励ましでも効果が上がるということです。繰り返し「できる」と、自己暗示することも自己効力感を高めるのにとても有効です。

情動喚起

生理的な状態が効力予期に影響を与えます。仕事のうえでも会議の司会がわたし?プレゼン?なんて聞いただけで緊張しますよね。人前で緊張すると、身体に何らかの症状が出るかたも多いでしょう。例えば、顔が赤くなる、手が震える、声が震える、頭真っ白になったという経験をお持ちの方も多いと思います。これは、自律訓練などで自分の生理状態をコントロールするというものです。資料は揃えた!場所の設定もよし!PCよし!これまではしておくのは当然ですが、いざ人前で発表の練習をする機会は自分で作るしかありません。何分で明瞭簡潔に課題に沿った目標が言えた!これはやはりなんども繰り返すことで頭と心の準備をするといっていいかもしれません。講演会などで発表されているかたも、きっと何度も自分で、また人前で練習しているかもしれませんね。

またバンデュ―ラは「三者相互作用」として「個人的要因」「環境的要因」「個人の起こす行動」はすべて影響しあうとしています。

・個人的要因:性別、人種、能力、思考⇒その人をつくっている要因です。

・環境的要因:社会的・経済的環境⇒その人をとりまく環境です。

・個人の起こす行動:その人が起こす行動です。

重大な意思決定や方策の実行のプロセスの場面においては、自己効力感が関心や価値観、あるいは能力以上に重要な役割を果たすこともあります。自らを動機付ける目標を持ち、それが達成可能かどうかを検討する際、結果の見通しを立てる。その際に重要になるのが自分自身の能力や技量をどのようにみているかという自己効力感です。

自己効力感を高めることで、自立した自分を創ることができます。皆さん自己効力感!感じてくださいね。