不登校・ひきこもりの子供の安心できる居場所はどこにある?

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不登校・ひきこもりの子供の安心できる居場所はどこにある?

不登校、引きこもり問題の現状・原因について

いまだ、“不登校、引きこもりの問題は社会問題の一つとして大きく取り上げられています。統計としてみても、不登校児童生徒の数は増加傾向にあり、また不登校児童生徒が在籍する学校数も小中学校の6割近くを占めるという結果が出ています。文部科学省の調べで、不登校、引きこもりのきっかけは学校生活への不安や対人関係の情緒的混乱が不登校、引きこもりの原因となっていると、述べています。小学校や中学校では友人関係や教師との関係、学業への不振などの不安を誰しもが持っており、入学や進級、転校など学校生活における環境の変化に対して順応できず悩む子供達は少なくありません。学校生活に繋がるものとしては、やはり“いじめ”の問題は避けられないものであり、いじめの経験により人と接することに恐怖を感じるようになりさらにそれに伴い友達が作れないことで、さらに不登校の増加を招く状況を作っているのです。その一方で、親子間のコミュニケーションの減少も大きな要因となっています。こうした状況では、家族間でも学校生活の悩みすら相談できない事態に陥ってしまい、精神的心理的困難の悪化を招いてしまっている現状があります。

保護者の現状につて

近年の保護者の特徴として、子供の教育に関して全く興味がない場合と、教育に関しての興味が強く、学校教育について積極性を示す場合の2種類があります。前者では子供に興味関心がないあまり、気に障るようなことがあると、子供達に暴力行為を行う、子供を放置したままギャンブルに時間を費やすなどの放棄行為を行うケースなどがあり。また問題となっている“給食費未納”の問題もこのような保護者の存在があるがために起きているといえます。さらには授業料未納のまま子供が学校を卒業し、その後も支払うことなく支払義務の時効を迎えることも珍しくないと言われています。このような現状からそのような保護者を持つ子供たちが“不登校、引きこもり”となった場合、“児童虐待”にも繋がり、家庭内での居場所がなくなってしまい、不登校から引きこもりへとなるケースが多いと考えます。子供の不登校の問題を考えるにあたり、キーワードとなるのが「居場所」という言葉です。学校生活において自分の居場所が無ければ、学校へは行きたいとは思わないでしょう。また家庭内で親からの虐待があれば、さらに自分の居場所はなくなり、結果「引きこもり」の状態を招き子供に対する無関心は強くなり、子供の存在すら感じない親が増加しているのが現状です。逆に子供の教育に関心が強すぎる場合にも問題は見られます。世間一般でいう「「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者です。このような保護者は学校に対して「担任を替えろ!」などの無理難題を突き付け先生方を混乱させる保護者もいます。

モンスターペアレントのタイプには

➀我が子中心型タイプ・・過保護、過干渉で子供に対する偏った愛情が継続している親。
②ネグレクト型タイプ・・子供に無関心で学校からの呼び出しにも応じない、また納得のいかないことをすべて子供のせいにし虐待に親。
③ノーモーラル型タイプ・・常識、非常識の区別が分からない親。
④学校依存型タイプ・・家庭で行うべきことを学校に依存する親。
⑤権利主張型タイプ・・要求を通すため権利を振りかざす親。

このようなモンスターペアレントの台頭によって、学校内での問題に取り組むだけでなく、保護者の対応にも追われる状況となっています。しかし根本的な考えは、「不登校、引きこもり」の問題を解決するには、やはり保護者の協力が必要不可欠であり、「保護者が不登校の原因となってはならない」ということです。

いじめ問題の現状について

いじめの問題を考えるなかで、近年取り上げられているのが「学校裏サイト」「インターネット書き込み」「携帯メールでの拡散」などの用語がメディアでも取り上げられていますが、いろんな方の意見を見ると、「いじめる側も悪いが、いじめられる側にも問題がある」などの議論もあります。しかし私は「いじめる理由」「いじめられる理由に」観点をおき考えて頂きたいと思います。皆さんは何かを始めることを誰かに教えられて行動していると思います。皆さんは「いじめの仕方、方法」を誰かに教えてもらったことがありますか?
「ある」と思われた方がいたら残念に思います。教育を受けるこれからの子供たちにそのような教えをする親には絶対にならないで下さい。親の姿、言動を見て子供は模倣をする能力が備える成長段階の時期に「いじめ」など口に出さないよう人間関係の形成に問題をきたすような言動、行動は避けて頂きたいと強く思います。

発達障害が不登校を招く要因だとしても

発達障害と不登校の関連はなかなか切り離せないものです。発達障害と簡単に単語として、取り扱われるようになり、皆さんの認識もそれぞれだと思います。しかし「発達障害」を持つ子供が誰かに害を与えたでしょうか?何か変わった事をすると○○障害とか、○○症候群とか?その子供の気持ちを考えてあげて下さい。その親の気持ちを解ってあげて下さい。「うちの子は○○だから、いじめの対象になる」なんて決して思わないで下さい。いろんな情報があふれる中、発達障害についての正しい知識をきちんと認識する事が大切です。
発達障害といっても様々です。発達障害とは、発達段階において何らかの障害が生じている状態の事を指し、同年齢の大多数が出来ることをできないとういう遅れが見られたり、認知と行動のバランスが崩れている偏りや通常の子供には見られない認知行動を反復して示す歪みがみられるのが特徴です。発達障害には
➀ADHD(注意欠陥多動性障害)
②PDD(広汎性発達障害)・・アスペルガー症候群
③LD(学習障害)
などがありますが、この病態の詳細はここでは省かせていただきます。

自分の子供が不登校、引きこもりになったら

不登校、引き込もりになった子供に対して「どのように関わるのか分からない」と考えていらっしゃる保護者は少なくありません。子供の心を傷つけないためには
(1)心を支え、安心感を与える
「不登校、引きこもり=悪いこと」と決めてしまうと、子供は「自分は駄目な人間」と精神的にさらに孤立してしまいます。まずは子供の側にいて精神的な安定を目指すようにしましょう。普通の会話でいいのです。話す機会によってもたらす安心感を与えましょう。復学を先に勧めるような対応を取ると逆に心の不安が強くなります。家族、周囲の方にもそのことを理解して頂くことが必要です。
(2)長期的に経過を見守ること
うつ病や発達障害がきっかけで不登校、引きこもりになるケースは「友人関係」「学校の不振」といった理由の裏に、このような疾病や障害が隠れていることもあります。なんだかいつもと違うなと感じたり、自発的に子供が「学校を休みたい」と話したら、「何で行かないの?」ではなく「何かあったの?」のなどの会話から話を聴き、学校に行かない日が続いたら、子供さんの了解を得て医療機関に相談してみることも考慮しましょう。

不登校、引きこもりを支えるお母様へ
「この子は自分で悩み、苦しんでいる。あたしが、ずっーとあなたを守っていくからね」
安らかな顔で寝ている子供さんの耳元で囁いてみてください。優しいあなたの温かい言葉を子供さんは待ってますよ。