仏教を応用したカウンセリング手法とおすすめ書籍2選

仏教を使ったカウンセリング手法と本

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仏教を応用したカウンセリング手法とおすすめ書籍2選

仏教カウンセリングとは、仏教の深遠な世界観や修行方法をカウンセリングの分野に応用したものです。
仏教の教義や説法における考え方や物事の捉え方を活用し、精神的なケアや自己評価の改善などに活用するカウンセリングの手法です。

仏教とカウンセリング

仏教の教えは、人が俗世で生活する中で起こる、どうにもならない苦しみや悲しみをどのようにして乗り越えるかについて捉えたものです。
その考え方は、日常生活を送る中で遭遇する悩みや問題について取り上げることの多いカウンセリングと親和性が高いものです。
そのため、仏教の教えや修行は、元々カウンセリングと相性が良いものといえます。
また、仏教ではその教義を伝える師と弟子の関係を重んじる宗派が多くなっています。
それぞれの宗派における奥義や真理は、師から弟子に引き継がれていきます。弟子は師の教えと師との関りを通じて、自己の認識や考え方などを改善していきます。
その関係は、カウンセリングにおけるカウンセラーとクライアントの間の信頼関係の構築において、効果的に応用することができます。

カウンセリングへの応用方法

仏教における俗世の悩みや苦しみの超越のための究極の方法は、悟りや解脱と表現されます。
これを目指すのが仏教の教えや修行の最終目標ということになりますが、これは日常生活を送る中では非常に難しいところです。
そこで仏教カウンセリングでは、仏教の教えと実践法の中から、カウンセリングにおいてクライアントの問題の解決に直接的に役立つような要素を抽出します。
それによって、クライアントが抱える現実的な問題や悩みの解決を支援するための体系を構築していきます。

仏教カウンセリングの関連書籍

仏教カウンセリングについては書籍からも学ぶことができます。ここでは代表的な書籍をご紹介します。

仏教とカウンセリング
友久 久雄 編集
法藏館 (2010/05) / 単行本 288ページ
家庭内の問題についての悩み、健康問題など、日常生活において誰もが直面するような題材について、具体的なカウンセリング事例の紹介とともに学ぶことができます。
心理学、仏教学、社会学など、様々な学問の共通点や関連性を整理しながら、カウンセリングにおいて仏教の理念をどう生かすか、理論と実践について提示されています。
老いへの憂い、愛する物との死別、死の恐怖など、老いや死という仏教の教義における重要な題材についても、仏教の世界観から学ぶことができます。

 

自殺と「いじめ」の仏教カウンセリング
アルボムッレ・スマナサーラ 著
宝島社 (2007/3/10) / 新書 192ページ
スリランカに生まれ、大学で仏教哲学について教鞭をとり、日本に国費留学生として来日した経験のある著者の本です。
日本の仏教協会において伝道と瞑想の指導に従事し、教育経験の豊かな著者が、自殺の問題について、仏教の教えから導かれる歯切れのよいカウンセリングを展開していきます。
日本における学校でのいじめを題材に、日本の子育てや教育の問題についても触れられています。
教科書的な抽象的な教えやアドバイスではなく、時に強烈ともいえる激しい言葉で、嘘やごまかしのきかない、厳しくも温かい話が説かれています。

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