初心者でも分りやすい!カウンセリングでの自己開示について

依存症のカウンセリング

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初心者でも分りやすい!カウンセリングでの自己開示について

本記事ではカウンセリングでの自己開示についてご紹介していきます。
本記事は、
・カウンセリング初心者の方
・カウンセリングに興味がある方
・現在カウンセリングを受けている方
・カウンセラーになりたい方
にとって参考になる記事だと思いますので、ぜひご一読ください。

自己開示には主に2種類あります。1つ目が自分の住所や電話番号、既婚者かどうかなどの情報の自己開示で、2つ目が聞き手が感じている感情の自己開示です。また、カウンセリングでは1つ目の自己開示をすることはめったにありません。それはなぜなのでしょうか。

カウンセリングで1つ目の自己開示をしない理由

カウンセリングで1つ目の自己開示をしない理由は、カウンセリングは基本的にカウンセラーがクライアントの話を丁寧に聴いていくものだからです。友達などと話す場合は、このような自己開示をしていいのかもしれません。しかし、カウンセリングでは、カウンセラーがずっと話していてはクライアントの話す機会を奪ってしまうことになります。そうなると、クライアントは自分の話を聴いてもらえてる感覚になれず、せっかくお金を払ってきているのに損をした気分になってしまいます。そして、二度とカウンセリングには来なくなる可能性が高いです。
また、カウンセラーにはクライアントの心を映し出す鏡になる役割があります。あなたは毎朝、学校や仕事に行く前に鏡の前で自分の姿をチェックすると思います。それと同様にクライアントはカウンセラーを見て対話することにより、そこに自分の心を映し出し、新たな気づきを得ていくのです。ですから、カウンセラーの住所や電話番号、既婚者かどうか、趣味はなにかといった情報を与えると鏡が曇ってしまい、あまりよく機能しなくなります。これらの理由により、カウンセリングで1つ目の自己開示をすることはないのです。

カウンセリングで2つ目の自己開示をする場合もある

そして2つ目の自己開示ですが、これは適切な場合にすることがあります。なぜかというと、カウンセリングとはカウンセラーとクライアントの相互作用によって成り立つ場所であるため、カウンセラーの中に浮かんだ感情はクライアントの感情を投影したものである場合があるからです。ですから、そのようなことを話し合うことは、カウンセリングにおいて有効になることがあるのです。
また、精神分析の領域において最近注目されている2つ目の自己開示に分類される方法があります。それが逆転移エナクトメントです。これはカウンセラーの無意識による言葉や仕草、雰囲気などにより表現されるもののことをいいいます。カウンセラーも人間なので、いつも穏やかでいられる訳ではありません。クライアントの話す内容によっては、退屈を感じたり、怒りを感じたり焦ってしまうことがあります。ですが、もしこれがプラスの感情であったら、クライアントに伝えることによりカウンセリングの流れがよくなる効果が期待できます。クライアントはカウンセラーに心を開くようになるため、さらに深い話へと変化していくからです。ですから、クライアントの心を開くためにもプラスの感情は褒めすぎない程度に、伝えることがあります。