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引きこもりとカウンセリング

カウンセリングの人気Posted 2016.11.26
    引きこもりのカウンセリング

    引きこもりやニートという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

    2016年の内閣府の発表で、15歳から39歳を対象にした引きこもりやニートの人数は、完全に家から出ずに引きこもっている人(狭義の引きこもり)は23.6万人、たまにコンビニエンスストアなどに出かけるが基本引きこもり(広義の引きこもり)は69.6万人に上ると発表されており、その人数の多さもさることながら、社会的な問題となっています。引きこもるきっかけとなった理由は、「職場になじめない」「就活に失敗」「病気」などが並びます。

    心理学の世界では、実際に外に出ない人だけでなく、ちゃんと仕事や学校には通っているが、周囲に本音を語らず心を開けない場合も、引きこもりに属すると考えます。心の引きこもりも合わせると、今の複雑な社会においては、石を投げれば当たるぐらい多くの人数になるのではないでしょうか。

    ニートや引きこもりという言葉は聞いたことがあるが、あまり詳しく知らないという人がほとんどだと思いますので、今回は少し掘り下げてお話していきます。

    なぜ引きこもるのか

    あなたが家から出たくないときというのはどのような時か想像してみて下さい。例えば目立つ場所にニキビや吹き出物ができてしまって見られたくない時や、体調がスッキリせず元気がない時など、何かを隠したい時ではありませんか?

    引きこもりやニートもその延長線上にあります。しかし見てすぐわかるような事ではなく、心理的に相手に悟られたくない感情を隠すために、誰にも会わない方法は家から出ない事・・・という結論になってしまいます。コンプレックスやセクシャリティ、怒りの感情など、隠す感情は様々で人によって違う為、カウンセリングでも個々に対応する必要があります。

    そして、もう一つ重要な事は、ただ単に感情を隠したいだけでなく、隠したい感情を抱いているという意思表示だという事です。例えば引きこもりで一番隠したい感情は「怒り」だと言われていますが、同時に「私は怒っている」という事を誰かにわかってほしいという気持ちが、引きこもるという行動に出ます。

    引きこもりとカウンセリングの関わり

    引きこもりの家族がいる場合、その原因が自分たちにあるのかと責めたり、社会的に孤立してしまうのなど、引きこもっている本人だけでなく、その家族も疲れ切っている場合が多く、カウンセリングや専門の機関と連携を持たなければ解決できない状況にあります。

    引きこもりの場合、引きこもっている本人のみならず、その家族にもカウンセリングが必要と考えられます。家族にとってはある日突然、それまで普通に話していた子供が部屋に閉じこもってしまい、どう接して良いかわからず、何もなかったように普通にそれまでと同じように接してしまい、結果的に関係を悪化させてしまう事も少なくありません。ですので、家族には、コミュニケーションスキルを練習するようアドバイスします。

    最後に

    実際に家から出なくなってしまう引きこもりは、家族からすれば「突然部屋から出てこなくなった」という印象を受けがちですが、実は冒頭でお話したように、最初は心の引きこもりから始まっているケースが多く、その段階で気づいていれば対処できるケースも少なくありません。そういった面でも、日頃からコミュニケーションをとっておくことがいかに大切かがうかがえます。

    誰しも家族や自分が引きこもりになる可能性があり、いつか来るかもしれないその日に、いち早くその兆候をキャッチできるように、日頃より周囲の人達とのコミュニケーションをとっておく必要がありそうですね。

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