精神科以外でも処方されるデパス、ソラナックスの副作用の謎に迫る?

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精神科以外でも処方されるデパス、ソラナックスの副作用の謎に迫る?

ほんとに依存症になるの?

タイトルを見てびっくりされた方もいらっしゃると思います。実際私もデパス、ソラナックスを長期に、もう10年ほど飲んでいます。初めは肩こりや疲れ時、眠れないときに日常的に服用してきました、というより今も服用しています。これからその正体を探っていきます。驚きの連続かもしれませんが、読む勇気を出して見て下さいね。

べンゾジアゼピン(デパス、ソラナックス)はベンゾなどとも略されますが、服用すると、脳に作用して不安を和らげたり、睡眠を促したりする作用に、また筋肉の緊張を取っててんかん(意識消失、けいれん発作)を止める作用もあります。また他にも聞いた薬の名前があると思います。最近は後発薬品として、少し薬の名前が変わっていたりしていますね。代表的なソラナックス(アルプラゾラム)などは、不安をとる目的で処方されているベンゾジアゼピンです。またデパスは最近、エチゾラムという名前で処方される薬です。構造的にはチエノジアゼピン? なんかややこしいですがベンゾジアゼピンと同じ作用、副作用があり、同じものと考えてよいでしょう。また睡眠薬として使うタイプにはレンドルミン(ブロチゾラム)やサイレース(フルニトラゼパム)など。舌噛みそうですね。冗談はさておき

ベンゾジアゼピンの依存性

ベンゾジアゼピンには依存性という問題があります。覚せい剤ほど依存性が強いわけではありませんが、お酒やたばこと、同じように、やめたくても、やめられない状態になりやすいのです。特に心配性の方や、サプリメントと同じように飲まなきゃいけないと間違った認識を持っている人など、この薬を服用することにより、安心感が得られ、次第にこれを飲まないと落ち着かないような状況になってしまいます。覚せい剤や大麻とは違って、薬司法できちんと認められているお薬ですから「じゃあ、飲んでもいいのでは?」と簡単に飲んでしまいます。飲むことで気持ちが落ち着くなら、これに越したことはない!簡単な手段と思って飲んでしまう状態が依存なのです。これまでは、単価が安いため数十日間も処方している開業医、病院も現実にあるのも事実です。「気持ちを落ち着かせる」作用があるため、更年期障害や主訴がはっきりせずなんだか気持ちが落ち込むなどと言う患者さんには必ずといっていいか、解りませんがとりあえずは、エチゾラム(デパス)を処方されるでしょう。身体的に楽になることを自覚するようになってくると、薬はまだ1週間分もあるのに、「もう一週間分しかない」と残りの数を数えるようになったら、それはもう「依存」です。私もこの依存の怖さを知っていながら、飲んでいるのですが。

離脱症状

薬を一日やめてみようと思い飲まないようにしました。でもお昼をすぎるとイライラが、始まり不安感が出てきました。「えーい!飲んじゃえ」飲んだらスッキリします。この連鎖が自分の薬に対する依存なんかじゃない、きっと更年期だーと思い込むようになってしまいました。それでも「飲まなきゃ不安」の気持ちが強くなってこれぞ「依存症(ベンゾの害)」の淵に落ちてしまう自分ですよね。なんか嫌なことがあると子供がお菓子売り場でおねだりするような感じです。機嫌を直すためには「薬を与えれば良い」頭と体、心を支配した「デパスマン(デビルマン)が味方してくれる」、とまた安心する。ベンゾジアゼピンは集中力の低下や記憶力の低下といった認知機能障害の副作用もあり、お薬をもらう際には、注意書きに容量・用法を守って服用しましょう。と書いてあります!最近も元アイドルの精神薬の常用が話題になっていましたね。そうなのです、薬をやめると仕事のミスをしたり、交通事故を引き起こすなどのリスクがあり、また自分を抑えられなくなる「脱抑制」という副作用を起こし、衝動的になったり、涙もろくなったり、何かにつけ「薬を飲まないせいだ」と決めつけてしまいます。身体とともに心(認知)も蝕まれてしまいます。ベンゾを急にやめると離脱症状が出てきます。例えば、動悸、頭痛、震え、筋肉の痛み、めまい、吐き気など様々な症状がでてきます。離脱症状は不安障害や不眠症の症状に似ています。離脱症状に耐えられなくなり、さらに過剰に飲んだりする方もいます。長年ベンゾを服用している人は急に、やめてはいけません。やめるというより少しずつ量を減らしていきましょう。

離脱症状を起こさないために、ベンゾジアゼピンを他の薬に置き換える

ベンゾジアゼピンはいろんな種類がありますが、効果の短いものほど離脱症状が出やすいと言われています。薬の血中濃度で半減期=薬の血液中の量が半分になる時間が短いものがデパス約6時間、ソラナックスは約14時間と書かれています。デパスは即効性があるため「効いている」という感覚が得られますが、体が薬に慣れてくると「効き目」が悪くなり過剰に飲んでしまいます。服薬量が多く、また服薬期間が長いほど依存形成や離脱症状につながるので、定期的に「量を減らしてみよう!」と検討することが必要です。「最短1か月で依存形成が起きうる」と指摘する専門家もいます。実際、国がこの薬の投薬に関する制限を発表しているのも事実です。離脱症状が起きた時に、取るべき方法は2つ。「様子を見る」か「元の量に戻すか」なのです。どちらを選ぶかは、離脱症状の程度が「耐えられるかどうか」です。個人差はありますが、離脱症状のピークは1週間程度、これを過ぎると徐々に程度は軽くなると思います。無理をして我慢しないように、また様子をみれるレべルの軽い症状であれば少しの間、様子をみて、離脱症状が治まるのを待つことです。もう1つの方法「元の量に戻す」当たり前の事ですが、お薬の量を減らせば離脱症状は改善します。まずは1週間様子をみて下さい。

緩やかに減量する

減らしていく量を決めて飲んでみて、反動が少なくなると、離脱症状も起こしにくくなります。例えば初めは1日からとか、その次は週単位で減らすようにしてみて下さい。それでも「何とかやめたい」と思う方は、専門医の指導のもとじっくり、ゆっくりとやめることに対する意思を強く持つ事が必要です。その時期に不安も出てきますが、漢方薬に変えることや、抗不安薬ではないサプリメントを飲むのも良いかと思います。「離脱症状」という用語に捉われていると余計に焦りを感じるようになるので、「副作用」と変えて考えると少しは気持ちも楽になると思います。

焦らず、ゆっくりです。