部下との関係に活用するカウンセリングの手法

部下と上司のカウンセリング

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部下との関係に活用するカウンセリングの手法

上司として仕事の部下との関係やコミュニケーションの取り方に悩む場合に、カウンセリングの技法を活用することができます。

コミュニケーションで重要なこと

コミュニケーションにおける重要なスキルの一つとして、相手の意志や考えを認めて尊重することがあります。
これを怠ったコミュニケーションを部下と続けることで、すれ違いや誤解の原因となります。
部下と適切なコミュニケーションがとれないときは、部下から問題について決定権を奪うような形のコミュニケーションを取ってしまっている場合が多くあります。

決定権を奪うコミュニケーション

相手の決定権を奪ってしまうようなコミュニケーションの方法はいくつかあります。
相手が判断すべきことについても命令や指示をしてしまう場合、特定の行為を強要してしまう場合、相手が求めていないのに説教をしてしまう場合などがあります。
仕事においては時にこうした方法が必要になる場合があるかもしれませんが、部下から悩みを打ち明けられたような場合などは、相手の決定権を奪う形でのコミュニケーションは望ましくありません。
例え自分ではその解決方法が一番効果的だと思ったとしても、それを結果的に部下に押し付けるような形になってしまっては、方法の良し悪しにあまり関係なく、部下は不信感を抱くようになってしまいます。

まずは聞き役に徹する

相手の決定権を奪うことなく、部下の信頼を勝ち取ることが出来るようなコミュニケーションの方法は、聞き役に徹することです。
部下の悩みや問題について話す場合は、基本的に上司は聞き役に徹します。自分の考えや意見を述べるのは、相手にそれを求められた場合に限ります。
そして、意見を述べる場合には、相手が強制や押しつけだと受け取らないように、これはあくまで自分の考えであるがと前置きしたり、最終的な決定権は本人にあるのだということをきちんと伝えておきます。
聞き役に徹することは、カウンセリングの基本的な技法の一つでもあります。

自己開示の返報性を活用する

部下の信頼を得るためのコミュニケーションの手段の一つとして、自己開示の返報性を活用するという方法もあります。
自己開示とは、自分の個人的な経験や体験談を正直に相手に伝えることです。例えば、自分が新入社員だったときの失敗談を部下に語るなどです。
自己開示された相手は、自分が受けた自己開示と同程度の自己開示を自らする傾向があります。これを自己開示の返報性といいます。カウンセリングの技法の一つです。
自己開示とは、簡単にいえば、自分をさらけ出すことです。通常は恥と思うようなことでも、自分の失敗や挫折経験などをあえて相手にさらけ出すことで、相手の信頼を引き出すことができます。
自己開示をする場合は、できるだけ相手の悩みや相談事に関係が深いエピソードについて話すようにすると効果的です。
そうすることで、部下は自分の上司もかつて同じような悩みを抱えていたり、同じような失敗をしたことがあるのだと気が付きます。
それによって、上司に対して親近感を抱くようになります。それに加えて、その悩みや挫折を乗り越えて、今上司として自分の前にいる人物に対して、信頼感や尊敬の念が増す効果もあります。

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