部下や上司との人間関係に悩むコーチングスキルの実践

カウンセリングの難しさ

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部下や上司との人間関係に悩むコーチングスキルの実践

コーチングの始まり

「コーチ(Coach)」という言葉が最初に登場したには1500年代。その語源は【馬車】という言葉です。馬車の役割は「大切な人をその人が望ましいところまで送り届ける」ということです。そこから派生して、コーチングは「人の目標を支援する」という意味で使えわれています。

コーチングの定義

コーチは相手に、

・新しい気づきをもたらす

・視点を増やす

・考え方や行動の選択肢を増やす

・目標達成に必要な行動を促進する

ための効果的な対話を創りだします。ここで重要なのは、コーチがこれらを先導したり強制したりするにではなく、相手が主体性を持ちながら実現するところにあります。もともと、人の力を自然にうまく引き出せる人など「ネイティブ・コーチ」と呼ばれる人々が行っているコミュニケーションや、うまくいっているチーム・組織で交わされているコミュニケーションを体系化したものです。今回は上司の方々の悩みにヒントを与えていきます。

部下の持っている情報を相手から引き出す

コーチングの定義で「引き出す」とは相手さえもまだ自分の内面にある自分でも気づいていない情報を引き上げ、新たな行動の指針となる知識に変えていくことです。では、どのようにすれば、その情報を引き出すことができるのでしょうか。人と人が向き合えばたとえ、それが親子あったとしても、ある種の摩擦が生じます。人は基本的に自分以外の人に対して防御機能を働かせているのです。引き出すための第一歩は、相手がおろしている心の中のシャッターを少しでも上げることです。解りにくい表現ですが。心の中に入り込む行動をこすことです。入り込むなんて、どういうこと?と考えている方もいるでしょう。簡単なことです。常日頃から「通りがかりの一言」例えば「おはよう」「ありがとう」そんな簡単な当たり前の言葉に相手の心のシャッターは変化します。向いあってから、はじめて重いシャッターに手をかけるのは容易なことではありません。

引き出すための質問

「今日の仕事は忙しかった?」と上司が部下に質問したとします。部下が「はい、とても忙しくて」と言いました。と次にあなたは部下にどんな言葉をかけてあげますか?「どんなふうにに忙しかった? ちゃんとお昼ご飯は食べれた?」と聞くとしましょう。すると部下は「はい、何とか食べれました」などの会話が続くでしょう。相手が発した言葉にまた質問します。そしてまた受け取って、受け取ったことを相手に伝え、促し質問する。この繰り返しの過程が繰り返されるようことで、相手の心の中の気持ちをきちんと理解することで、相手があなたと話すことに心地良い実感を持ちようになります。

相手の心のかたまりをほぐす

人は自分の過去の体験をひとつのチャンク(=かたまり)にして、脳の中にストックする傾向があります。ですから、「昨日の会議どうだった?」と聴くと、会議の内容を具体的に話す人もいるかもしれませんが、「新人の私には難しかったです」と自分の感情を話すことが多いと思います。そこで上司が「そうなのね」と一言で終わってしまうと相手の頭の中にあるチャンクの中身を永遠に知ることができませんよね。そこで登場するのがチャンク・ダウン(かたまりをほぐす)というスキルです。相手の言葉のかたまりを具体的にほぐしていくわけです。食べ物にたとえると、買ったばかりのカレーに水を加えるとトロトロのカレールーができるのと同じですね。新人、部下の心の中のかたまりをほぐす方法は、あなたが初めて「与えられた課題」と考えてよいでしょう。美味しいカレーにはいろんなスパイスを加えます。そのあなたの「スパイス」の加え方次第で、部下はこれまで自分の中にあったチャンクを次第にほぐすことができるか、どうかはあなたの言葉次第です。そのチャンクをときほどすのは「上司としての役割だ」。そう最初から認識していればよいのです。美味しいカレーを作ることができることを楽しみにしています。そうそう堅いお煎餅を食べやすくするには細かく砕くとたべやすくなるのと同じですね。明日から意識して行動すると部下との信頼関係が生まれ、「良い上司」のもとで働けるという感情に相手はさらに行動が広がるでしょう。