頼りがいのない上司ほど部下が育つ不思議!マクレランド理論

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頼りがいのない上司ほど部下が育つ不思議!マクレランド理論

あなたの上司は?

理想のリーダーというと、「みずから先頭に立って、部下をひっぱっていき、一丸となって目標達成に衝心する人」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?でも、そんなリーダー像に囚われていると、リーダーはスーパーマンのように万能、判断力も推進力も備えた人にならないと務まらないことになります。だからなのか、みんなに言うことを聞かせて、支配しなければと思い始めたり、意のままに動いてくれない部下を責め立て、「正論」で攻撃し、虚勢を張る。そこまでしても部下は動いてくれない。いつもイライラしてる上司はいませんか?「本当は部下に信用されていないのでは?」「ちゃんと正しい指示だったにの、なんでやってくれないんだろう?」こんな不安が生じて権威を保とうと、ますます威圧的になり、虚勢をはり、パワハラ丸出しの上司はいませんか?こういう上司のもとでは、部下が失敗を恐れて、最低限の言われたことしかやらないし、意見の交換すらしない状況になってしまうでしょう。そう、「駄目だから何とか変えたい」と思って部下に接すると、なんと、部下は、その期待に応える、ということをするようになります=「どうにもならない部下」になってしまいます。確かに、イベントや会議などでは、そのようなリーダーが必要なのかもしれませんが、「自分の手の中にある」と思っているとします。部下のそれぞれの行動が違うと組織としてのリーダーとしての役割が自分の理想から外れてしまっていると、余計に強い口調でいろんな指示を出すでしょう。その行動に部下全員が思うように動いてくれるでしょうか?

上司の行動で部下のモチベーションは上がるか、下がるか?

ここでは、人間のモチベーションをあげることについてお話していきます。皆さんにも馴染み深い「モチベーション」という言葉は、日本語で「動機付け」などど訳されますが、心理学には「目標を達成するための特定の行動を起こし、持続させるための心理的なエネルギー」と定義されます。何か仕事を任された時に「おっしゃやるぞ!」と意気込む気持ち、またその仕事を完了させるまでの高い気持ちが「モチベーション」なのです。では、仕事をするうえでそのエネルギーはどのようにして高められるのでしょう。

マクレランドの欲求理論

アメリカの心理学者デイビッド・マクレランドは、人間が行動を起こす動機には「達成欲求」「親和欲求」「権力欲求」の3つの欲求が主に関与していると提唱しました。3つの欲求の強さは個人によって異なり、その個人は最も重視する欲求を満足させることのできる行動に対して、高い心理的エネルギーを持つという理論です。わたしも心理学を勉強している中、職場でこの「マクレランド理論」を使用し、上司の達成能力を評価したことがあります。

達成欲求

自分が物事を達成することで成功したという欲求。成功による報酬よりも、個人のパフォーマンスによって成功を収めたいという欲求、それが達成欲求です。この欲求が強い人は、何事も自分でこなすことを好み、それに対するフィードバックを求めます。簡単すぎるタスクでは満足できず、難しすぎると失敗を恐れるために中程度のリスクを好むことも特徴です。また、チームの成功よりも自分の評価を気にし、チームの中で他人よりも優れていたいという欲を持ちます。なるほど!私の職場のリーダーがこのタイプですね。

親和欲求

他者と良い交友関係を築きたいという欲求。他者と積極的に関わり、親しい関係を築き、近しい間柄を保ちたいという欲求が親和欲求です。この欲求を強く持つリーダーがいると、チームの雰囲気が良く仕事をしていく上で最適な環境を保とうとします。チームがどれだけ上手く仕事をこなしているかより、どれだけ良い人間関係が築けているかに関心を持ちます。そのリーダーは他人との関係を築き上げるのに長け、出来るだけ争いを避けたいと考えます。

権力欲求

このタイプのリーダーは他者にインパクトを与え、影響力を持ち、コントロールしたいという欲求が権力欲求です。責任感を持つ事を好み、常に自分が他人を動かせる状況にこだわりを持ちます。権力欲求が強いリーダーはグループの中でも自分は他者より目立ちたちく、支配的な役割を取りたいと強く思っています。

マクレランドは以上の3つのモチベーションと強くかかわる欲求として提示しました。この理論によれば、特定の個人のモチベーションを高めるには、そのリーダーが3つのうち、どの欲求を強く見極め、それに適したタスクを任せ、適した環境作りを心がけることがいかに重要であることがわかります。

果してあなたの職場の上司はどのタイプでしょうね。