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カウンセリングの音楽療法に使える曲と同質の原理とは

カウンセリングの人気Posted 2017.03.16
    カウンセリングで音楽療法に使える曲

    音楽療法とは、ストレスを解消したり、カウンセリングの心理療法として音楽を活用する手法のことです。
    古代ギリシャにおいて、プラトンやアリストテレスなどの賢人たちが、魂を浄化する運動現象として音楽を捉えるなど、古くから音楽の治療効果は注目されていました。
    欧米では音楽療法についての学科が設立されたり、音楽療法士という専門資格が作られるなど、音楽療法が治療の現場において積極的に取り入れられています。
    治療の一環として患者にクラシック音楽を聴かせたり、音楽作成の当初からヒーリングの効果を狙って作るヒーリングミュージックなどもあります。

    音楽療法に活用できるクラシック曲

    1954年、アメリカのエドワード・ポドルスキー博士が、クラシック音楽の鑑賞をうつ状態や神経衰弱などの症状の治療に活用するための方法を発表しました。
    これはその時の聞き手の気持ちにに寄り添ってくれるような、気分に応じたクラシック音楽をまとめたものです。
    例えば、心が騒ぎ立てるようにどうしても落ち着かないときに、静かにリラックスするような音楽を聴いて落ち着こうと思っても、余計落ち着かなくなる場合があります。
    楽しいときに楽しい曲を聴くように、気持ちに適した音楽を聴くことで、症状を望ましい方向に改善しようとするものです。
    これはポドルスキーの音楽処方曲目リストといいます。

    ポドルスキーの音楽処方曲目リストの例

    不安神経症に処方する音楽
    バルトシュの町人貴族、ビゼーの幼児の遊び、ボッケリーニのイ長調交響曲、シャブリエのポーランドダンス、ガーシュインのキューバ序曲、など。
    うつ状態に処方する音楽
    リストのハンガリー狂詩曲第2番、モーツァルトの劇場支配人、オッフェンバッハのトロイのヘレン、シベリウスのフィンランディア、ワーグナーのパルシファル前奏曲、など。
    神経衰弱に処方する音楽
    バッハのコーヒーカンタータ、ベートーヴェンのプロメテウスの創造、ショパン   のノクターン、ドビュッシーの選ばれし乙女、ハイドンのト長調のトリオ、など。
    高血圧に処方する音楽
    バッハのヴァイオリン協奏曲ニ短調、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番、ボッケリーニのフルートと弦楽のための協奏曲、ブラームスの4重奏曲第1番、ドビュッシーのピアノの為に、など。

    同質の原理とは

    ポドルスキーの音楽処方は、同質の原理という理論を基礎としたものです。
    同質の原理は、アメリカの精神科医であるアルトシューラー博士が1952年に発表したものです。
    アルトシューラー博士は、患者の気分や気持ちの流れに適した音楽を活用することが、患者の反応を促すことを発見しました。
    気分が落ち込みやすいうつ病の患者はゆったりしたテンポの曲に反応しやすく、気分が高揚しやすい躁病の患者はテンポが速い曲に反応しやすい、という具合です。
    この理論は、音楽を用いて治療を行う場合は、患者の状態に即したものを選択することが重要であると示したものです。
    どんな音楽でも治療に役立つのではなく、誤った選択によってはかえって治療の弊害となってしまう可能性についても示唆したものです。
    同質の原理は、音楽療法を治療として用いる際の基礎理論の一つとして位置づけられます。

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