カール・ロジャースの来談者中心療法の基本的な態度3つ

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カール・ロジャースの来談者中心療法の基本的な態度3つ

本記事では、カウンセリングの神様カール・ロジャースが創始した来談者中心療法の基本的な態度を3つ紹介します。本記事は、カウンセラーになりたい人、カウンセリングを受けようと思っている人、カウンセリングに興味がある人に役立つ記事となっています。ぜひ最後までご覧下さい。

カール・ロジャースとは

カール・ロジャースとは、カウンセリングの神様と呼ばれたアメリカ出身のカウンセラーです。彼は来談者中心療法という、カウンセリングを語る上では欠かせない心理療法を創始した偉大な人物なのです。彼の来談者中心療法はカウンセリングの基本として、世界中で使われてるほど有名な技法です。

無条件の積極的関心

無条件の積極的関心とは、あるがままに関心を向けるということです。例えば、リンゴを見た時、「美味しそう」だと思うとします。しかし、「美味しそう」という条件がなければ見ないでしょう。その点、無条件の積極的関心ではあるがままに見るのです。「美味しそう」か、「美味しくなさそうか」などは関係がないのです。そのため、自分の価値観に従って関心を向けるのではなく、ただあるがままに関心を向けるのです。人それぞれ価値観が違うので、これはとても難しい点です。しかし、この無条件の積極的関心をいかにできるかによって、来談者中心療法によるカウンセリングの質が変わってきます。そのため、来談者中心療法の中でも重要な態度となっています。

共感的理解

共感的理解とは、相手の価値観で相手の世界を理解することです。価値観が違う相手の世界を理解することは容易ではありません。それに加え、相手の世界を落ち着いて理解する必要があります。例えば、愛する人を亡くしたクライアントが目の前で悲しみに暮れて泣いているとしましょう。カウンセラーがその悲しみにのまれて泣いてしまったらクライアントは嬉しいかもしれませんが、カウンセリングが進みません。なぜなら、安心感は得られないからです。そのため、共感しながらも感情的になりすぎず、冷静にクライアントと関わることが重要です。カウンセラーは自分の感情としっかりと向き合い、それらと適切な距離をとれるようになる必要があるのです。

自己一致

自己一致とは、自分の考えていることや感じていることと、それに対する言動が一致していることを言います。例えば、カウンセラーがクライアントの話を聴いていて、怒りを感じたとしましょう。しかし、それを全て外に出してしまうとクライアントとの関係を壊してしまいます。これはたしかに、自己一致した状態といえます。しかし、このように自分の考えていることや感じていることをそのまま外に出してしまうことは、必ずしも自己一致とはいえません。それはわがままになってしまうからです。大事なのは、自分の気持ちに嘘をつかず、あるがままに受け入れることです。外に出さなくても、自分の内面に敏感に気づいてそれを把握することが重要なのです。また、カウンセラーはクライアントの鏡となるため、自己一致した状態じゃないとクライアントの鏡として機能することはできません。自己一致は、クライアントにとってもカウンセラーにとっても重要なことなのです。