カウンセリングのアセスメントとは?やり方と3つの手法

カウンセリングのアセスメント方法

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カウンセリングのアセスメントとは?やり方と3つの手法

アセスメントとは、カウンセリングを実施するにあたって、様々な方法によって事前にクライアントの情報を収集し、把握するための手法のことです。
アセスメントは評価や査定という意味の英単語です。クライアントの症状の原因や世特徴を判断するために、生い立ちや生活環境などの情報を把握したり、心理テストなどを行います。
カウンセリングを開始する前に、クライエントの情報をできる限り収集し、その状態を把握するように努めることで、今後のカウンセリングの方向性を見極めます。
アセスメントの主な方法として、観察法、面接法、心理検査などがあります。
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カウンセリングの目次

観察法とは

観察法は、クライアントの行動を観察することで情報収集を行うアセスメントの方法です。非言語情報である動作や表情、座り方などの情報を観察します。
観察法は、クライアントがカウンセリングルームに入ってくる時から実施することができます。
クライアントとの信頼関係がまだ強固ではないカウンセリングの初期の段階では言葉で話す際の内容よりも、実際の行動から得られるものは数多くあります。
クライアントと話す際も、表情、口調、態度などにクライアントの真意や精神状態がよく表れている場合があります。
観察方法は、心理アセスメントの方法として手軽に行えるものであり、言語情報から多くを得ることが難しい、カウンセリングの初期の段階において特に有効な手法です。
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面接法とは

面接法とは、クライアントとの面接を実施することで、その状態を把握するアセスメントの手法です。
効果的な面接を実施することで、クライアントの問題の本質的な理解を深め、カウンセリングでの次の対応や行動の指針とします。
面接にはいくつかの種類があります。面接者であるカウンセラーと被面接者であるクライアントが一対一で行う個人面接、面接者が複数存在する共同面接、被面接者が複数存在する合同面接、複数の面接を同時に行う並行面接などがあります。
面接方法は大きく分けて二つの方法があります。構造的面接法と非構造的面接法です。
構造的面接法は、カウンセリングの前に事前に準備しておいた質問項目に従って、クライアントが質問に答える形式で行う面接方法です。
非構造的面接法は、はいやいいえなどで選択的に質問に回答するのではなく、その時どんな気持ちになったか、などのカウンセリングにおける質問に対し、自分の言葉で回答する形式の面接です。
面接の方法を駆使して必要な情報を様々な観点から集めることで、クライアントの心理の把握や置かれている環境の理解に活用します。
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心理検査とは

心理検査は、紙や道具などを用いてクライアントの心理や内面についての検査を行い、測定した情報をカウンセリングの実施の参考として用いるアセスメントの方法です。
質問が書かれた用紙に記入したり、感じたことを自由に回答したり、単純作業を通じて性格などを分析する方法があります。
心理検査は質問や測定によって、クライアントの情報を客観的に取得しやすい方法です。
観察や面接などの方法は、カウンセラーの経験や見立てによって誤りが生じる場合もありますが、心理検査は正しい方法で実施すれば、誤りが生じる可能性は低くなります。

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